(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2014年9月16日
9月14日 第125回放送
「がんばらない」を唱えて14年の鎌田さん、最近の口癖は「1%は人の為に」です。
1%なら心も体も動きだす。1%ずつ、1%だけ、あと1%・・・みんなが1%生き方を
変えるだけで「人生を変える力」を持つ「1%」について村上さんと丁々発止します。
二宮金次郎(尊徳)の名言に「積小為大」(小さな努力の積み重ねが大切)があります
が、それにドクター鎌田流の優しさが加味された新刊『1%の力』の逸話紹介します。
末期がん患者の73歳の男性は、最後の外出で自宅に戻り食事の支度をする妻のまな板
の「トントン」という音を聞き生きる喜びを実感、平素の営みの大事に気づきました。
知的障害のある63歳の女性は、障害を理由に甘えず医療保険も払い、紙パンツの前後
が分からない施設仲間には絵を描いて教える優しい彼女。乳がんで右乳房の全摘手術を
受けました。数年して胃に8つのポリープが見つかると初子、二子、三子、四志子・・・
と命名し「宿主に断りもなく勝手に居座った彼女たちはお腹の中で賑やかに会話してい
ます。そう思うと楽しいです」と1%も執着せずに人間らしさを大切に生きています。
その他、白血病の51歳の女性は、闘病する自分の姿を、短歌を詠むもう一人の自分が
俯瞰して見ることによって、悲しみの中で慈しみの心を育んだ経緯と短歌を紹介します
また、古今のラブレターに関するエピソードを「ホモ・ラブエンス」の項で取上げます
■プレゼント■『1%の力』(河出書房新書)に鎌田さんのサインを入れて5名様に進
呈いたします。住所、氏名、電話番号を明記の上、9月24日必着でご応募ください。
■童謡・唱歌リクエスト募集■秋の訪れと共に童謡・唱歌のリクエスト特集を企画して
います。思い出に残る童謡・唱歌の曲名とエピソードなどお気軽にお寄せください。