(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2014年1月14日
1月12日 第91回放送
人はどうしても易きに流れる傾向があり、寂しがり屋なので群れたがります。同類の人
といると安心できるからですが、その一方、一人で過ごす時間も欲しいという我がまま
な一面もあります。今回は「ピンで行きよう」と題してゲストを交えた鼎談です。
「ピン」というのは、ポルトガル語の「点(ピンタ)」が語源らしいく、カルタやサイ
コロの目の1を意味することから「一人で活動している人」のこともピンといいます。
ゲストは『ピンで生きなさい』(ポプラ新書)著者でピンで生きている久米信行さん。
ピン=孤立している人・孤高の人をイメージしがちですが、実は一人で生きるという意
味ではありません。一人で出来ないことを誰よりも知っている人。自分の才能も信じて
いるが、自分の限界も知っている人。多種多様な人材ネットワークを持ちそれを結び付
ける中心的役割を担う人。いい塩梅がわかっている人。ご縁を大事にしている人等々。
逆に言えば、自尊心が強すぎる人や、他人と自分を区別せず働いて惜しみなく与えられ
る人でないとピンでは生きられないとピンで生きている久米さんが体験談を語ります。
久米さんは「明治大学商学部」で起業論を教えていますが、本業は1935年創業の国
産Tシャツメーカー「久米繊維工業株式会社」の三代目社長を経て、現在は会長です。
日本の繊維製品自給率が4%に落ち込んだ今でも、日本が誇る紡績・編立・染色技術を
活かし、国内直営工場で裁断・縫製・プリントまで、職人が手仕事で仕上げています。
久米繊維が大切にしている「体感品質」「環境品質」「文化品質」の3つの話や体験談
から出る「三日三月三年」論など興味深い話が次々に語られます。因みに、人は三日で
その気になり、三月で慣れ、三年で無意識になれる。痛い想い出も笑い話と化す三年。