(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2013年7月 8日
7月7日 第65回放送
夏は平和への想いを新たにする季節です。そこで今回は『戦争をどう伝えていくか』をテーマ
に鎌田さんと村上さんおすすめの本・ミュージカル・絵画を俎上に載せて語り合います。
村上さんが紹介する作家・百田尚樹さんの代表作『永遠の0』。戦時中に特別攻撃隊員として
死んだ主人公の2人の孫が戦後60数年過ぎた今、祖父を知る元兵士たちを訪ね歩き、祖父の
姿から戦争や祖国を考える「この小説を読むと日本人としての誇りが湧いてくる」という一冊。
続いては、劇団四季の『ミュージカル異国の丘』。戦争を知らない世代が大半を占める今だか
らこそ戦争の実態、平和の尊さを一人でも多くの方に伝えたいという思いが伝わる作品です。
特に印象に残る場面は、抑留兵士の長老格が、幸運にも帰国できる兵士に思いあまって「遺言
を暗記して家族に伝えてくれ!」と懇願するシーン。全員で暗記しようと、一同が長老格の口
にする言葉を復誦します。実話に基づくこのシーンをスタジオで村上さんが朗読します。
もう一つ、戦争を伝える演劇として一人芝居を演じている俳優・水澤心吾さんの『決断 命の
ビザ~杉原千畝物語』。第二次世界大戦時、リトアニアの領事館に赴任していた外交官・杉原
千畝は、ナチスから迫害を受けているユダヤ人に、自分の決断でビザを発給し、6000人の
命を救いました。杉原が救った命は次の命を生み、命のバトンが渡され現在25万人に増加。
鎌田さんは、いまユダヤ国家のイスラエルがパレスチナ人と衝突していることに触れて、過去
に迫害された時の辛い体験に想像力を働かして欲しいと付け加えます。
最後は鎌田さんがスペインで観た"平和運動の象徴"ピカソの『ゲルニカ』の制作背景や歴史
を話します。そして代表作「原爆の図」が有名な丸木位里・俊夫妻の作品も紹介しながら埼玉
県東松山市の丸木美術館や8月に特別展示が予定されている松本の「神宮寺」を紹介します。