(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2013年6月25日
6月23日 第63回放送
幸せホルモンの中でも相手を幸せにする「オキシトシン」は、安らぎホルモン・愛情ホルモン
・信頼ホルモンとも呼ばれていますが、今週のゲストは「人のために生きることが活力源」と
いうまさに「オキシトシンの人」ファッション評論家でシャンソン歌手のピーコさんです。
鎌田さんの口をついて出たのは「ピーコさんは優しい人」。「諏訪中央病院」で永六輔さんを
招いての講演会を企画したところ、体調不良の永さんに代わりピーコさんが代役を務め、感動
的な話をされたそうです。そして、その後に講演会を楽しみにしていた末期がんの患者さんの
病棟にピーコさんは立ち寄り、意識が混沌としているその患者さんに「ピーコですよ!」と話
しかけたところ、なんと意識が戻って周りの親戚一同もビックリ。後日、その患者さんは亡く
なりましたが、あのまま昏睡状態に陥らずに意識が戻り、旅立つ前に周囲に「ありがとう!」
を伝えることが出来たのが嬉しいと一言残したそうです。また、鎌田さんと福島県田村市にボ
ランティア講演に行き、講演とシャンソンを披露して喜ばれた時のエピソードも紹介します。
今年68歳になるピーコさんの「人生観」を変えたのは44歳の時の「がん体験」でした。
30万人に1人しか発症しない大変に珍しい皮膚がん「悪性黒色腫」が、よりによって左目に
でき、左眼を摘出し初めて「死」を意識しました。がんの転移・再発防止のために抗がん剤を
投与したことから頭髪が抜けて、惨めな心理状態に陥ったそうですが、とことん落ちる所まで 落ちた後に、いつしか「生きている喜び」「ささやかなことに目が向けられる喜び」も体感。
左目を失って見えてきたことが多々あるといいます。若い時の金銭欲・有名欲は死が目の前に
迫り、命に限りあることを知ると、生きているものが愛おしくなるというピーコさんです。
女優の吉行和子さん、シャンソンの石井好子さん、そして永六輔さんとの逸話も紹介します。