(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2013年5月22日
5月19日 第58回放送
「人類発祥の地」アフリカに行き、『我々はどこから来て、どこへ行くのか』というテーマで
今年2回目の現地取材をした鎌田さんの『アフリカ土産話』をお届けします。
アフリカ大陸の東部には、南北に走る巨大な谷「大地溝帯」があります。この谷から多くの人
類化石が発見されていることから「人類発祥の地」としても知られていますが、鎌田さんの旅
はケニアからスタート。首都ナイロビから世界遺産にもなっている「トゥルカナ湖」へ移動。
この湖の周辺からは、500万年前の猿人、原人、現世人類と多様な骨が発見されていますが
「トゥルカナ・ボーイ」と呼ばれる約160万年前の少年の舌骨や胸郭から想像すると、声を
発する力は弱かったとみられています。その後、我々の祖先はいつしか感動したときに無意識
に肺から出た空気が声帯を振るわせ音を出し、感情を共有するための音声がやがて言葉になり
複雑化していったのではないだろうかと鎌田さんは想像しています。
今回の旅で会いたかった女性は、エチオピアの「アディスアベバ国立博物館」にいました。
「ルーシー」という彼女は320万年前の「アファール猿人」で直立二足歩行をしていますが
腕は長く、足の親指は木の枝も使いやすいように、第2~5指とは少し離れて猿のようです。
鎌田さんが「君は、なんで立ったの?」と問いかけてみたそうですが、残念ながら応答ナシ。
その他、440万年前のエチオピアの「ラミダス猿人」に大きな犬歯がみられない理由として
力ではなく食糧を与えてパートナーを得ていたのではないか?愛の始まりであると鎌田さん。
古代エジプト王「ラムセス2世」が王妃ネフェルタリに送った最古の恋文の話も紹介します。