(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2013年5月14日
5月12日 第57回放送
日本をリードする大企業。実はその大企業も数多の中小零細企業によって支えられています。
鎌田さんはその関係を血管と毛細血管に例えながらそれぞれの役割を担っていると説きますが
今回のゲストは「ものづくりの街」東京・大田区の「ダイヤ精機」社長の諏訪貴子さんです。
1964年創業の「ダイヤ精機株式会社」は、自動車メーカーや各種部品メーカー向けの金属
部品の精密加工を担っている一貫加工メーカーで貴子さんのお父さんが興しました。二代目の
貴子さんは、その経営手腕を評価されて雑誌『日経WOMAN』「ウーマン・オブ・ザ・イヤー
2013」大賞を受賞しました。幼い頃から「会社の跡取り」として育てられた現代版父子鷹?
「ダイヤ精機」は、小児がん(白血病)のお兄さんの治療費を工面するために創業しましたが
その願いむなしくお兄さんは6歳で夭逝。その2年後の1971年に誕生した貴子さんは常に
「お兄さんの生まれ変わり」と言われ続けてきました。一人で鉄棒遊びをするのが好きな内気
な少女は、お父さんからいろいろとスパルタ教育を受けます。中学3年の大森駅での出来事。
煮え切らない返事したら、人混みで罵倒され「お前は、この恥ずかしい思いを一生忘れないだ
ろう。見ていた人はすぐ忘れてしまうだろう。人の記憶に残る自分の伝えたいことを持て!」
と尋常でない叱り方をされて、自己表現の大切さを学んだエピソードなどが披露されます。
その後、工学部に進み、大手自動車部品メーカーのエンジニアを経て、結婚し出産。請われて
「ダイヤ精機」に入社するも27歳~32歳にかけ2度にわたりリストラと入社退社を経験。
32歳でお父さんの逝去に伴い「ダイヤ精機」社長に就任。若き女性社長の奮闘ぶりや町工場
らしい従業員との交流、遺訓「ものづくりに終わりはなんだよ!」を守る諏訪貴子さんです。