(かまた みのる)
医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、
東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー
イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会
放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ
ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」
「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。
(むらかみ のぶお)
1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com
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2013年1月16日
1月13日 第40回放送
先週の菅原文太さんに続き、今週も銀幕のスター小山明子さんをお迎えしての楽しい鼎談。
鎌田さんはバレンタインデーのチョコと花束をやりとりする仲、一方の村上さんは藤沢駅前の
焼き鳥店でご馳走になる仲という気心が知れた3人。丁々発止で話はテンポよく展開します。
1955年、松竹女優としてデビューして以来100本以上の映画に出演していますが、いま
まで女優を続けていられるのは、やはり60年に結婚した当時助監督だった大島渚さんとの
出会いがあればこそといいます。想い出の作品として挙げた『少年』(69年)は、松竹から
独立し手弁当で作った作品で、小山さんは当たり屋一家の母親役。本人曰く「嫌な役だった」
けど好演し、毎日映画コンクール助演女優賞を受賞しました。この作品で独立プロダクション
の経済的な苦しさと、それを乗り越える術を学び、以後に役立ったとも明かされました。
その小山さんが25年ぶりに映画出演します。今年3月31日に閉館する『銀座シネパトス』
のラスト作品となる『インターミッション』に「映画女優の小山明子」として出ています。
もう一つ。77歳にして初挑戦の新劇で、舞台出演そのものも20年ぶりの『女のほむら』は
明治の初め頃、殺人罪で処刑された希代の毒婦・妖婦と評判された高橋お伝の舞台化です。
1月15日大島渚監督が逝去されました。謹んでご冥福をお祈りしたします。