文化放送

鎌田實×村上信夫 日曜は頑張らない

鎌田 實
鎌田 實
(かまた みのる)

医師・作家。1948 年東京生まれ。
東京医科歯科大学医学部卒業。
37年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、 東日本の被災地支援に取り組む。2009 年ベスト・ファーザー イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。2011年日本放送協会 放送文化賞受賞。
ベストセラー「がんばらない」をはじめ、「なさけないけどあきらめ ない」「ウェットな資本主義」「アハメドくんのいのちのリレー」 「希望」(東京書籍) など著書多数。
現在、諏訪中央病院名誉院長。

村上 信夫
村上 信夫
(むらかみ のぶお)

1953年、京都生まれ。
元NHKエグゼクティブアナウンサー。
2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や
『鎌田實いのちの対話』など、
NHKラジオの「声」として活躍。
現在は、全国を講演で回り「嬉しい言葉の種まき」を
しながら、文化放送『日曜はがんばらない』
月刊『清流』連載対談などで、新たな境地を開いている。
各地で『ことば磨き塾』主宰。
http://murakaminobuo.com

過去の記事

番組へのメッセージをお待ちいたしております。 メールはコチラ:kamata@joqr.net

2012年11月20日

11月18日 第32回放送

鎌田さん村上さん共にジャンルを問わず音楽を愛する二人が"炎のマエストロ"こと指揮者
の小林研一郎さんを迎えて、音楽の力と『人生を変えた音楽』について語り合います。

小林研一郎さんは、1940(昭和15)年、福島県いわき市生まれ。
両親揃って教師という家庭に育ち10歳の時に小林さんの人生を変えた音楽と出会います。
それが『ベートーベンの交響曲第九番「合唱つき」』。冒頭"ティティン、ティティン"と
徐々に大きくなる音に震えを感じて涙が溢れ、天啓の如く音楽の道を選んだそうです。
母親は謄写版刷りの楽譜を用意して応援してくれましたが、父親は音楽に断固として反対。
後年、父親の告別式で発覚したのですが、父親自身が音楽の道を断念した経緯があり、親に
反対されたくらいでやめるような「やわ」ではいけないという父ならではの思いがあった。
その後、「東京藝術大学」の作曲科と指揮科を卒業、74年の第一回ブタペスト国際指揮者
コンクール第一位。以降ヨーロッパ各地のオーケストラを指揮しているのはご存知の通り。
また、2005年にプロ・アマ問わない『コバケンとその仲間たちオーケストラ』を結成。
一昨年、古希を迎えた小林さんは障がいのある31名の演奏家をメンバーに加えコンサート
を企画しました。障がいのある・なしにかかわらず、その人らしく活き活きと演奏してほし
いとの趣旨で始まり練習から公演まで、厳しい練習は半年間続きました。更に昨秋には故郷
いわきの津波で校舎も楽器も失くした「豊間中学校」の生徒を前に、小林さんが特別授業を
行いました。即興のピアノ演奏を交え、強い気持ちで生きていくことを願っての演奏です。
そうした一連の記録が映画になりました『天心の譜(しらべ)』。各地で順次上映します。

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放送日:2012年11月18日

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