永野と北本かつらが間近で見た 怖かった時代の“さまぁ~ず”
北本かつらさんが20年来応援している天才芸人・永野さんが、3月19日の放送作家北本かつらの「週刊!芸人自身」に登場。若手の頃から近くで見てきた“さまぁ~ず”の、特殊な売れ方について語った。
北本かつら「最近、尖って叩かれちゃう芸人とかいるじゃない。この番組のゲストに来てくれた真空ジェシカが、情報番組でずーっとボケて怒られたとかあるけど、俺は永野くんとか見てますから。もっと言ったらね、昔の(さまぁ~ず)大竹さんとか怖かったじゃない?」
永野「怖かったですよ! これ言っていいのかな? 大竹さんとホリプロの稽古場のトイレで並んだことがあったんですよ。そのとき、“ベタってキツいよな?”って言われて。売れてきて、そういう仕事が増えてたんでしょうね。俺、かける言葉が分かんなくて、テレビのことなんか分かってないのに“そういうのも踏まえての芸能界じゃないですかね?”って(笑)」
北本「あの人こそ、ホリプロに本来は似つかわしくないですよ。(笑) いま皆さん優しい大竹さんを見てますけど、喋ること大喜利みたいな。僕、大竹さんと特番やったとき、“伊豆に1泊2日行く旅番組”かと思ってたら、“1泊2日旅番組してる間、1000個大喜利やる特番”で」
永野「えー!? 地獄ですね!」
北本「こっちは回答者にお題出さなきゃいけないけど、100問・1000問、大喜利のお題考えるって、おかしくなっちゃって。何が面白いか分かんなくなってくる、っていう」
永野「僕すごいなって思うのが、さまぁ~ずさんってあの温度で売れたじゃないですか? テンション一個上げるとかもなく、今やあの空気が“さまぁ~ずらしい”とか言われてるでしょ? あれすごくないですか?(笑)」
北本「すごい、本当すごい! あんな媚びずに売れたって、珍しいですよね。だから、永野くんもそのソウルは継いでるのよ」
永野「いや継いで、るかも……。確かに嫌だな~って顔はしちゃいます。ひな壇とか大事なのは分かってるんですけど、どうしても身体が合わなくなって。でも、合わせにいくじゃないですか、普通? 僕のよくないところは、途中で諦めちゃってるんです(笑)」
北本「でもね、それはやっぱりロフトプラスワン時代のネタをいっぱい作っていた、違う自信があるからだよ。確固たる、良いネタのライブラリーを持ってる自信があるから」