北本かつらが語る かもめんたる槇尾のへっぽこ芸は進学校のビリ~1月15日「週刊!芸人自身」
“劇団かもめんたる”として新作舞台を控えるお笑いコンビ“かもめんたる”の、岩崎う大さん・槙尾ユウスケさんが、1月15日の放送作家北本かつらの「週刊!芸人自身」に登場。“かもめんたる”槇尾さんの本当の面白さについて語った。
キングオブコント優勝後の“かもめんたる”がバラエティ番組に多く出演した時期は苦労したそうで……
北本かつら「その辺バランスとってるコンビもいるじゃないですか。考え込んでデリケートになりすぎちゃうけど、相方は能天気でいわゆる外交的というか」
槙尾ユウスケ「どっちかっていうと僕がそうではあったんですけど、バラエティで残るほどの能力はないというか。“この現場けっこういい感じだ!”ってのも何回かあったんですけど。何回かじゃダメで常に結果出してかなきゃいけないですし、やっぱり難しかったですね」
北本「そうかな? もったいないと思うけどな~」
岩崎う大「結局、槇尾も常に俺の後ろにいるみたいな感覚なんですよ。だから前に無理やり行って“う大こっち来いよ!”くらいに引っ張るとかならあれですけど。俺が下がれば、その後ろ下がってるみたいな感じの」
槇尾「急に、だってコントでも、コンビの関係性でもそういう感じだったのに……」
北本「“へっぽこ役”みたいな感じになってますもんね?」
槇尾「まあ実際にへっぽこなところもあるし、急に“う大さん、こっちだよ!”という程のあれは無かったですね」
しかし北本かつらさんは、“かもめんたる”の二人の面白さは、これからのバラエティで活躍できると断言します。
北本「『しくじり先生』の、う大先生のダメ出しとか、めちゃくちゃ面白いですよ!(笑)」
槇尾「たしかに。う大さんは最近、ちょっとずつこの感じがアリとされてきたというか、これで認められてるというか」
北本「いやいや、槇尾氏もいけますよ! 僕の見立てなんですけど、槇尾氏の面白さをバラエティの作家とかディレクターが気づけば大丈夫です。僕は気づいてます!」
槇尾「やったあ」
北本「客観的に見て槇尾氏は、へっぽこぶってるんですけど、へっぽこじゃないんですよ。“進学校のビリ”なんですよ。だから、ちょっと詰めの甘いロジックで返してくるところが面白いんですよ!」
う大「さっき、俺がバラエティ番組でダメだった話をしたときも、言い返そうとしてました」
北本「だから“かもめんたる”を扱いたいというディレクター、そこを見極めて欲しい。槇尾氏の個性が出るのは、“ぽんこつ扱いされると、ちょっとイラつく人”のポジションが良いと思います」
う大「それ、100年後とかのバラエティじゃないですか?(笑)」
北本「クイズ番組でめちゃくちゃ偉そうにするけど、正答率低いとか」
槇尾「それは、まさにそんな感じになると思います」
そんな“かもめんたる”は、“劇団かもめんたる”として2022年1月19日~23日に、新作舞台『S.ストーリーズ』を「座・高円寺1」で上演します。