“かもめんたる”がWAGE時代に見た、尖った放送作家・北本かつら~1月1日「週刊!芸人自身」
“劇団かもめんたる”として新作舞台を控えるお笑いコンビ“かもめんたる”の、岩崎う大さん・槙尾ユウスケさんが、1月1日の放送作家北本かつらの「週刊!芸人自身」に登場。伝説のコントユニットWAGE時代に出会った、異彩を放つ北本かつらのエピソードを語った。
北本かつら「かもめんたるさん、お二人は絶対覚えてないと思うんですけど、私が放送作家やりたてのときに、WAGE(“かもめんたる”が在籍した、早稲田大学のお笑いサークル発のコントユニット)がオーディションに来てネタをやってたんです。それくらいのときから、“素晴らしいな”と勝手に思ってました」
岩崎う大「めちゃくちゃ覚えてます。当時、僕のなかで北本さんは、“はじめたて”っていうよりも、けっこうやられているのかな? っていう雰囲気で」
槇尾「キレッキレの作家さんだったイメージです」
北本「生意気だったと思います、相当」
う大「なんか、芸人さんっぽいオーラが出てたんですよ。ネタをマニアックに考えているタイプで。正直、自分もお笑いやり始めたときのオーディションだったので、自分のなかのお笑いスカウターで、“こいつ一番戦闘力高そう”っていう」
槇尾「分かる! それこそネタ見せのときに、エピソードトークとかされてて」
う大「その話も、“この人は、いまこの場を盛り上げるよりも、俺たちにかまして来てる!”って感じたんですよ(笑)」
北本「いやいや! 場を和ませようとして、やっておりました(笑)」
“かもめんたる”の2人が見た、若かりし頃の北本かつらさんが尖っていたのは理由があって…
北本「当時、バカルディさん(現さまぁ~ず)の下でライブの構成をやって怒られながら、他事務所の芸人さんとライブをやって発散してたんです。当時は“バラエティ番組よりお笑い番組の方が上”くらいに思ってますから。一番尖ってる時期に会ったかもしれません」
う大「やっぱそんな時期に若手芸人がいたら、“俺の方がおもろいぞ”ってなりますよね」
北本「そんなことは思ってないですよ(笑) ビビる大木くんとか、(アクシャン)安井くんとかに、“演者が大変だ”ってずっと刷り込まれてましたから」
槇尾「僕ら当時、大学卒業したばっかで芸人をやって、5人組だし。“こいつら何なの?”ってもしかしたら思われてるのかな? って思いはありましたね」
北本「1個、本音で話すとですね、当時ジョビジョバの番組のネタ出しをやらされてて、“ユニットものの人達って怖いな”ってイメージもあったんですよ。だから“WAGEもけっこう怖いんじゃないかな?”って、気を張ってたのかも」
う大「いーや全然! むしろ北本さんが“斜めに俺たちを見てる”っていう」
槇尾「実際、身体も斜めだった印象あります(笑)」
そんな“かもめんたる”は、“劇団かもめんたる”として2022年1月19日~23日に、新作舞台『S.ストーリーズ』を「座・高円寺1」で上演します。