浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2025年2月25日 都営三田線 神保町駅 ピカピカに

週末、都営三田線・神保町駅を利用する機会があった。

何度も乗り降りしているが、今回、「目」と「耳」で引きつけられる事があったのである。

先ず「目」。駅構内のホームドアに雑誌『小学一年生』の100年間を振り返るステッカー広告が張ってある。いつもなら、此処は模様もない真っ白で、目が留まる場所ではない。さらに、電車が到着する際、CMでおなじみ「ピッカピカの~一年生♪」のメロディが流れ、「間もなく3番線に白金高輪行きが8両編成で到着します」のアナウンスがはじまった。

新鮮な気持ちと懐かしい思いが頭の中に広がったのだ。

調べてみると、東京都交通局と神保町に社屋がある小学館が、2025年2月21日(金)から、都営三田線神保町駅ホームの電車到着メロディを、雑誌『小学一年生』の創刊100周年を記念して、「ピッカピカの一年生」のメロディに変更したという。また、駅構内のホームドアに雑誌『小学一年生』の100年間を振り返るステッカー広告を張る企画を実施。

社会全体で子育てを応援する機運の醸成に取り組む意図があると聞く。

企画側は、「子ども達には無限の可能性がある。その可能性の扉を開くカギは、好奇心。では彼らが好奇心のカギを手にするにはどうすればよいのか。それはおもしろいかどうかだ。世界には、さまざまなモノやコトがあふれている。『小学一年生』は、子ども達を可能性の扉の先へ導く、「おもしろくてタメになる!」付録や特集をお届けする」とあった。

1925年(大正14年)に『セウガク一年生』として創刊された『小学一年生』は、1960年代後半から、様々なキャラクターが活躍してきた。

「オバケのQ太郎」は、当時、空前の大ブームに。また、1969年(昭和44年)には「ドラえもん」が初めて連載をスタート。「ドラえもん」は『小学一年生』から生まれたのだ。その後も「ポケモン」や「妖怪ウォッチ」など、人気キャラが続々登場し、子供達を楽しませている。

1970年代以降は、表紙に人気タレントやスポーツ選手もお目見えするようになった。1974年に「ザ・ドリフターズ」のメンバーの写真が表紙に登場。今日の学習雑誌の表紙に芸能人の写真が載せられているが、その始まりは「ザ・ドリフターズ」だった。スポーツ選手は1978年に「目指せ800号」で王貞治氏が表紙に登場している。

小生が小1の時は、オバQやジャングル大帝レオだった記憶がある。

この頃の付録は、・あいうえおれんしゅうぼん・おてほん・なかよしなふだ・さんすうぬりえ、などだ。

因みに、小学1年生、現在値段はというと、1200円と出ている。
但し4月号は、おしゃべりピカチュウの目覚まし時計がついて2450円。中々の値段だ。

「小学一年生」のコンセプトを小学館はこう語る。

「《未来をつくる"好き"を育む》子どもたちは、誰もがすごい才能を持った天才です。これからは、彼ら、彼女らの"好き"が最大限発揮されることが大切な時代。一人一人が持っている無限の可能性に気づき伸ばすきっかけとなる誌面を作るのが小学一年生の使命です!」

ホームドアに張ってあるステッカーに素敵なコピーがあった。

「子どもの一年が長いのは、毎日が新しいから」

小生も子供達に負けてはいられない。ピカピカの気持ちで毎日を過ごしていこうと心に誓った。

都営三田線 神保町駅 ピカピカに
都営三田線 神保町駅 ピカピカに

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