寺島尚正 今日の絵日記
2024年10月7日 彼岸は過ぎても目立つ花
10月に入り、ようやく秋を感じられるような日も多くなった。
木々の葉も少しずつ色を変え始めている。
少し気が早いが、今年の冬は寒いのだろうか、暖冬なのだろうか。
昨シーズンの寒さも思い出せない私だが、気になり始めてきた。
先ず昨シーズンの冬について振り返ってみる。
気象庁が2024年3月1日に発表した「2023年~2024年の冬(12月~2月)の天候」によると、2023年~2024年の冬(12月~2月)は、冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の流れ込みが弱かった影響で、気温は全国で平年よりかなり高くなったとある。
東北地方など、平均気温の高い記録を更新した地域もあった。
降雪量は、平年と比べて北日本日本海側でかなり少なく、東・西日本日本海側でも少なかった。
そういえば昨シーズンの冬は、スキー場は雪不足と報道されていたことを覚えている方もいるかと思う。
では、今年2024年の冬はどうなのか。
気象庁が2024年9月24日に発表した寒候期予報(2024年12月~2025年2月)によると、この冬は西日本と東日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすい時期がある見込みだという。
気温は全国的に平年並みだが、西日本と東日本では平年より低くなることもある。
太平洋側では、降水量は平年並みか平年より少ない見込みだ。
一方、東日本と北日本の日本海側では、降水量は平年並みか平年より多く、降雪量(山陰含む)も平年並みか平年より多い予想である。
また気象庁が発表した3か月予報によると、10月までは全国的に高温が予想されていて、西日本や東日本では10月になっても10月前半を中心に最高気温30度以上の真夏日になる日がある可能性もありそうだ。
ただ、11月になると西日本と東日本では高温傾向が落ち着き、気温は一転して平年並みになる。
初秋のような暖かさの10月から、一気に晩秋らしい寒さの11月になるため、実際の気温以上に寒く感じるかもしれない。
秋は一日の寒暖差も大きいため、体調管理に注意が必要だ。
特に、今シーズンの冬はラニーニャ現象の影響を大きく受ける予想である。
ラニーニャ現象が発生している冬は、日本付近では寒い冬になりやすいという特徴がある。
同じくラニーニャ現象が発生していた2020年~2021年の冬では、冬の前半に冬型の気圧配置が強まり、度々強い寒気が流れ込んだ。
2020年12月15日から16日には群馬県のみなかみ町や新潟県の湯沢で24時間降雪量が100センチを超える記録的な大雪になった。
年末年始も日本海側で雪の降り方が強まり、その後、2021年1月7日から11日には北陸を中心に次々と雪雲が流れ込み、短時間で記録的なドカ雪になった。
24時間降雪量、48時間降雪量、72時間降雪量などの記録更新が相次いだうえ、福井県や新潟県で多数の車両の立ち往生が発生し、北日本から西日本にかけて道路の通行止めや鉄道の運休などの交通障害が発生した。
今シーズンも、冬の前半(12月~1月)を中心に厳しい寒さや大雪になる可能性がある。
昨シーズンは記録的な高温であまり活躍しなかった、ダウンコートや手袋などの防寒着は、今シーズンは活躍する機会が増えそうである。何処にしまっただろう・・。
浜松町は、彼岸花が未だ元気である。