浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2024年7月16日 兄貴に会いに

先週の金曜日、東京・日本橋三越本店で行われているさだまさしさんの特別展「~出会い、笑顔、旅のまにまに~ さだまさし展」にお邪魔した。

さださんは昨年、歌手デビュー50周年を迎えた。
約40年前、新人アナウンサーの頃からずっとお世話になっており、コンサートも可能な限り拝見している。
私の知らない、どんなさださんと出会えるのか楽しみにしていた。
さださんといえば、クラシックバイオリンで培った才能を、メロディーや詩に発揮しているのはご存じだろう。
その才能は音楽にとどまらず、映画製作(苦労した)や作家活動、風に立つライオン基金など数々の活動にも取り組んでいる。
三越といえばライオン像がシンボルだが、さださんも「風に立つライオン」という作品があり、ライオンつながりなのである。
7階のメーン会場入り口には、ライオンならぬ「案山子」が出迎えてくれる。
会場に入ると、さださんの幼少期の写真や、絵画、さらには音楽活動の一歩目となった小さなバイオリンが展示されている。
このバイオリンにはエピソードが添えられている。
お父さんが何か楽器を与えようと、買いに行ったところ、ピアノが高かったので、脇にあった子供用の練習バイオリン(3000円)を手に取った。
この偶然がなかったら、今のさださんは存在したのだろうか。

記念展には、さだ家から初めて外に出たお宝が数多くある。
中でも、さださんが「メーンはこれ」と語るのが、加山雄三さんが描いたさださんの油彩画。
また、数々受賞した際のトロフィーなども展示してあるが、1989年の日本メガネベストドレッサー賞を受賞した際のトロフィーが群を抜いて大きかったのには正直笑った。
その他、さださんの交流の広さを物語る、侍ジャパンの栗山英樹監督、サッカー日本代表森保一監督のサイン入りユニフォームにしばらく見とれた。
他のお客さんも、展示物の前で暫く佇み、何かを味わっているようだった。
1階中央ホールにも、「早稲田大学さだまさし研究会」や、親しい著名人からのメッセージが展示されている。
笑福亭鶴瓶さん、大竹しのぶさん、栗山英樹さん、平原綾香さん、上田晋也さん(恥ずかしながら私も末席を汚している)といった顔ぶれだが、それぞれが「マイ プレイリスト」として、好きな曲を列挙している。
改めてさださんのどの曲が心に刺さっているのか、人それぞれなのが面白い。
5階のグッズコーナーには、コンサート会場のグッズ売り場さながらに、Tシャツやタオル、手ぬぐい、トートバッグ、書籍、CDなどが並ぶ。
今回の公式ガイドブックも、さださんの図鑑ともいえる充実した内容で、記念に購入した。
地下1階の食品売り場には、さださんの故郷長崎県の味が並んでいて、久々に百貨店に2時間近く滞在した。
さださんのコンサートよりは短かったけれど。

出会い、笑顔、旅のまにまに~さだまさし展は日本橋三越本店 本館7階催物会場などで、7月22日(月)まで行われている。
会期中無休で、開館時間は10:00~19:00
入館料:一般1,000円 大学生500円 高校生以下無料
詳しくは日本橋三越公式HPをご覧頂きたい。

ある程度知っているつもりの「さだまさしさん」だったが、今回の展示で、知らないことだらけということがわかった。
それを知ることが出来た喜びを今感じている。


兄貴に会いに
兄貴に会いに

入り口でお出迎え
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バス到着か
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