浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2024年6月10日 涼やかな色に染まり

街を歩くと、様々な種類の紫陽花が楽しませてくれる時期になった。

高松地方気象台は9日「四国地方が梅雨入りしたと見られる」と発表した。
四国の梅雨入りは去年より11日、平年より4日それぞれ遅いという。
前日の8日、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表された。
昨年や平年と比べて9日遅い発表である。
沖縄・奄美が5月21日に梅雨入りしたと見られると発表されてから少し空いている。
関東の梅雨入りを調べると、平年は6月7日、去年は6月8日だった。
因みに関東去年の梅雨明けは7月22日だった。

梅雨入りで耳にするのは「梅雨入りしたとみられる」という表現。
梅雨は季節現象であるため、5日程度の移り変わりの期間があり、梅雨入りについては、秋に再度検討され、速報値が見直される可能性があるからだ。
気象庁では梅雨入りの定義は決めていないが、平年の梅雨入り前後に、晴れが続いた後、週間天気予報で雨や曇りの日が続くと予想されるときに『梅雨入りしたとみられる』と発表する。
『梅雨入り宣言』と呼ぶ人もいるが、梅雨入り発表は暫定的なので、後で変更する、あるいは梅雨入り発表を取り消すこともあるのだ。
今後東京の予報を見ると、9日、10日に傘マークは見られるがその後晴れ、16日日曜に傘マークが再び現れるものの18日火曜まではお日様マークである。
19日水曜からは連日傘マークだからその頃なのだろうか。
もっとも、梅雨入りしたとみられるとされた四国も、この先晴れマークがあるところから、梅雨前線の影響を受ければ、そこが梅雨入りとし理解した方がよさそうである。

ところで最も遅い関東の梅雨入りは、1967年と2007年の6月22日。
関東梅雨明けが最も遅かったのは1982年8月4日頃と出ている。
1951年の調査データ以降1度も梅雨入りしていない年がないところを見ると、どんなに遅れても梅雨に入るということである。

今年の梅雨の傾向は大雨と蒸し暑さだと聞く。
梅雨の雨の降り方は「シトシト」長く降るイメージだが、今年は降水量が多めで「ザー」と降る傾向のようである。
海水温が平年より高めで、上空の暖気が日本に流れ込みやすいのだそうだ。
特に梅雨後半は、更に雨量が増えそうな予想もある。
気温も高めで蒸し暑くなりそうだ。
梅雨の湿度対策としては、室内はまめに換気することで、湿度を下げられる。
換気をするときは、窓やドアを2カ所以上開けて空気の通り道を作ってあげることが大切だ。
同時に押入れやシンク下などの普段空気が流れにくい場所も、扉を開けて換気するとよいそうである。
木造に比べてコンクリート造の住宅は気密性が高く、空気が流れにくくなるので、よりまめに換気することが大事。
また雨の日は、外よりも室内の方が湿度が高くなっていることがある。
外の湿気が室内に入ってこないようにと、換気をしないのは逆効果なのだそうだ。
雨の日でも換気するようにしたい。


涼やかな色に染まり
涼やかな色に染まり

こぼれるように
こぼれるように

日に映えて
日に映えて

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