浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2024年5月7日 ルールとマナーを守って利用

5月3日憲法記念日の祝日、渋谷キャストスペース・ガーデンで東京都や警視庁交通部などが主催する「自転車安全利用TOKYOキャンペーン」に参加した。
3月に引っ越しをし、レンタサイクルで細々とした物を運んだ際自転車用ヘルメットを購入し被って利用していたが、今回改めて自転車利用時、ヘルメット大切さを目の当たりにした。
警視庁の資料を見ると、都内の自転車事故の発生件数は増加傾向で、さらに事故の内自転車側に何らかの違反があった割合は、去年、2023年は7割を超えている。
貴方は、自転車の安全利用5則はご存じだろうか。

1.自転車は車道が原則、左側を通行、歩道は例外、歩行者を優先
2.交差点では信号と一時停止を守って安全確認
3.夜間はライトを点灯
4.飲酒運転は禁止
5.ヘルメットを着用

である。
当たり前の事ではあるが、どうも守れていないらしい。
自転車利用時のヘルメットは、子供だけでなく、大人も被るよう2022年4月から努力義務となった。
2018年から2023年の5年間で自転車事故により命を落とした人の64.9%が頭部に致命傷を負っている。
自転車の単独転倒事故も多く自転車事故全体の約3割だという。

会場では、自転車用ヘルメットがどの位、頭を保護するのか実験が行われた。
内容は、2つの同じ大きさの豆腐を水の入った袋に入れ、それぞれ「そのまま」と「自転車ヘルメットの中」の条件で、1メートルくらいの高さから落とす物。
落ちた衝撃で、この2つの豆腐がどんな崩れ方をするか、というもの。
実際、落としてみると、「そのまま」の豆腐は、炒り豆腐のようにぐちゃぐちゃ。
一方「ヘルメットに入った豆腐」は、ほぼ崩れていないのである。
この豆腐が自分の頭だとしたらぞっとした。
改めてヘルメットは安全のため重要な役割を果たしているのだ。
ヘルメットをきちんと着用した状態では、非着用に比べて死者数は1/4にも減るという。
いざというときに頭を守るという役目を果たすためには、ヘルメットを正しく着用することが大切なのである。

アドバイザーは結びにこう呼びかけた。
「『心のブレーキ』という言葉を知っていますか?これは、自分の気持ちと行動をコントロールすると言うこと。自転車に乗る際に、焦りや急ぐといった気持ちや行動は、『急いでいたから一時停止しなかった』など、交通ルールを守ることが出来ない1つの要因となり大変危険です。安全運転には『心のブレーキ』という、気持ちと時間にゆとりを持つ事も大切です」

自転車利用の際には、更に気を引き締めて利用しよう、強く感じた。
躑躅が盛りを過ぎ、紫陽花が目を引く季節になってきた。

ルールとマナーを守って利用
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ツツジの次は
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子供代表
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