今年のゴールデンウィークは、前半３連休、後半４連休、中の３日間を休むと１０連休になる。
それもあってか、都心の人気スポットも、観光客でかなり賑わっている。この土曜、浅草に行ってみた。
人力車には海外からの観光客がレンタル着物を着て乗っているのが多く目についた。｢ハイカラさん｣の姿である。
レンタル代はどの位かと看板を見れば、着物・帯・ヘアメイク・足袋など合わせて、７０００円強。海外の人から見たら、｢安い｣と感じるのだろうか。
和服姿で人力車に乗っている表情は、何処か誇らしげな感じだった。

日本人のゴールデンウィーク動向調査を見ると、平均予算額は減っていて、コロナ前に比べおよそ２万円ダウン。
リベンジ消費よりも、物価高騰に押されているのである。
加えて、ゴールデンウィーク中はどこも割増料金。
私の回りでは、時期をずらして旅行を考えているという人も多い。
一方、折角の休みだから旅行に行くという人は、どこかで節約しているのだろうか。
旅行で節約のカギを握るといわれているのがホテル代。
しかし、今年、都内のホテル代は驚くほど高騰しているそうだ。安さが売りのカプセルホテルの一部でも、1泊1万2350円だと聞いて驚いた。
東京都内のビジネスホテルの宿泊費は、2年前には6000円台だったものが、今年に入って1万8000円を突破。
3倍に迫っている。浅草で一番の部屋数を持つ浅草ビューホテルでは、宿泊客のおよそ7割が外国人観光客だそうである。
宿泊費は食材費の高騰などでコロナ前から3割ほど上がったが、ゴールデンウィーク期間はほぼ満室。
他のホテルでも、宿泊料金は去年のGWの時期と比べて、2倍以上になっていると聞いた。港区のあるホテルでは、ゴールデンウィーク中、特に家族連れの予約が多く、宿泊料金が上がっても、4～5人部屋は、ほぼ満室。
何故そんなに値上げされたのか。の大きな要因はやはり、物価高と円安だ。
経費的には、水道光熱費、料理材料費、人件費が上がっている。
ただホテル側も単純に値上げするだけではなく、付加価値を提供して、利用者に納得して貰うよう努めているという。
利用する人には、高かったけれど、払った甲斐があったという素敵な思い出を作れる事を祈っている。

浅草の所々に三社祭の提灯が姿を見せ始めた。
今年の三社祭・浅草神社例大祭は5月17日（金）、18日（土）、19日（日）に開催される。
去年の本社神輿宮出し渡御は、新型コロナが三社祭の直前の5月8日から「５類感染症」に移行した直後ということもあり、氏子町会の担ぎ手のみで実施。
今年はコロナ前に参加していた神輿同好会の人達が本社神輿宮出しに参加可能とある。ゴールデンウィークが過ぎても浅草は内外の観光客の賑わいそうである。

気が付きゃ三社も直ぐ近く