浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2024年4月15日 桜と緑と太陽と

桜の花びら舞う14日の日曜、東京都八王子市や練馬区は25度を超え、都心でも夏日に近づいた。
今年の夏も厳しい暑さが多いのだろうか。

先日、気象庁からこの先1か月予報(4/13~5/12)が発表された。
気温はこの先4/13~5/12を通して、全国的に高い予想だが、中でも期間の前半に「かなり高くなる」見込みだ。
その中で、気象庁は沖縄、九州~東北にかけて、広い範囲を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表した。
高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報だ。
6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されるものである。
それによると関東甲信は4月20日頃から、この時期としては「10年に一度」レベルの高温が予想されている。
熱中症が急に増えるのは梅雨どきの6月下旬から7月上旬で、最も多いのは猛暑になりやすい8月上旬から中旬だ。
しかし、暑さに慣れていないこの時季だと25℃前後でも熱中症となる恐れがある。
熱中症は、夏だけではなく、体が気温の上昇に慣れていない春にも発生することがあるのだ。
どうしてか。

それは、身体がまだ暑さに慣れていないため、発汗量は十分でなく、また上手に汗をかくことができないため暑さに見合った放熱量が得られず、体温をうまく調節できないからである。
暑い日が続くと、次第に身体が暑さに慣れてくる(暑熱順化)のだ。
人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇する。
体温が上がった時は、発汗による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で体温を調節している。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされるのである。
日差しの下で長時間体を動かすと熱中症の危険度が高まるため、運動や作業の際は日陰で休憩をして、水分をしっかり取るなど熱中症対策をとらなくてはならない。

まだ4月だからと油断せずに、早い時期から熱中症対策が必要である。
特に、暑さに弱い高齢者や子供は、のどが乾かなくてもこまめな水分補給が大切だ。
また、室内でも熱中症になることがあるので、窓を開け空気の入れ替えを行ったり、上手にエアコンを使うなど、室内の気温上昇にも注意が必要である。

「ハナミズキ」や「ツツジ」が咲き始めた。
「桜ロス」の悲しみを少しでも軽くしようということなのだろうか。
街は木々の息吹で満たされている。


桜と緑と太陽と
桜と緑と太陽と

幸せが100年続きますように
幸せが100年続きますように

足下で可愛く咲く
足下で可愛く咲く

  • twitter
  • facebook
  • radiko
  • twitter
  • facebook
  • pagetop
Copyright © Nippon Cultural Broadcasting Inc.All right reserved.