浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2024年3月18日 春の訪れ

日本列島、春の訪れが届き始めている。
金沢市の「兼六園」では冬の間、雪の重みから木の枝を守ってきた「雪吊り」を取り外す作業が始まった。
「雪吊り」は、湿った雪の重みで木の枝が折れるのを防ぐため、縄で枝を吊って補強するもので、兼六園ではおよそ800か所に施されているが、14日から取り外しの作業が始まった。
春の始まりである。
あなたは、どんな時に春の訪れを感じるだろうか。

私は「沈丁花」の花が咲き始め、風に乗って香ってきた時だ。
同じく「梅の花」と、その仄かな香りでも春を感じる。
因みに、秋は金木犀だ。
春の訪れをどうやって感じるか、友人・知人に聞いてみた。
故郷が積雪の多い地域の友人に聞くと、「土の香りがしてきた時」との答え。
また、「日差しの強さを感じた時」という人もいた。
その他、
「黄色い水仙の花が咲いているのを見付けた時」
「日が長くなり、菜の花やタラの芽の天ぷらやたけのこを見ると春」
「紫陽花に新芽が出て、雑草が生えてきた時」
「桜の開花情報を聞いた時」
「春の訪れは花粉症の症状が出始める時」と、苦悶の表情を浮かべた知人もいた。
「福寿草やつくしを見つけたら春」という友人もいたが、長野県松本市の四賀地区では黄色い福寿草が白い雪の中から顔をのぞかせているというニュースを見付けた。
松本市四賀の赤怒田地区は約1.5へクタールに50万株が咲く国内有数の群生地として知られている。
花は日が当たると開き、日が陰れば閉じることを繰り返して2、3週間咲き続ける。
四賀地区の福寿草の花は、3月一杯は楽しめそうだという。
その後、桜とバトンタッチというわけだ。

今年も木や花は私達に季節を教えてくれる。
もっとも、店のショーウインドーが、本当の季節より先に春になってはいるが。

毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは  正岡子規

春の訪れ
春の訪れ

紫陽花始動
紫陽花始動

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