寺島尚正 今日の絵日記
2023年12月11日 今年も揃いました
今年も残すところあと20日余り。
12月も中旬となり、近所のスーパーでは、注連飾りが店頭で販売され始めた。
つい先日まで、緑色だったイチョウ並木も帳尻あわせのように黄色くいろづいた。
とはいうものの、10日日曜、日中の気温は20度に届きそう。
ジャケットを羽織り少し歩くと汗ばんでくる陽気だ。
それでも、飲料自販機の半分くらいは「ホット」になっている。
八王子の街を散策中、水分補給をしようと立ち寄った自販機に衝撃が走った。
ずらっと並んでいる缶飲料の1つが鍋のスープなのだ。
「博多水炊きスープ雑炊仕立て」と書いてある。
寒い季節になると、コーンポタージュや、甘酒、お汁粉はよく目にするが、博多水炊きスープ!
飲料の自販機にこんな物があるのか!好奇心に負けて、思わず購入ボタンを押していた。
さらにその後、JR中央線のホームに行き、自販機の前で電車を待っていた。
たまたま目に入った飲み物が、「かに鍋スープ雑炊仕立て」また鍋なのである。
どちらも「ダイドードリンコ」の飲料。
うまみたっぷりで温まりそうな鍋の〆のイメージだ。
調べてみると、今や缶スープ飲料は冬の風物詩的存在なのだという。
2021年には、JR東日本クロスステーションウォータービジネスカンパニーが発売した「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」が大ヒット。
定番だったコーンポタージュの実績を最大で1.5倍上回るという異例の定番超え商品に成長し話題になった。
他にも複数のメーカーから、みそ汁、とん汁、クリームシチュー、チゲ風、飲むカレーなどが登場し続けている。
私が見付けたドリンクを出しているダイドードリンコは、かに鍋スープの味は
「かに鍋の旨みを昆布や野菜の出汁で引き立て、魚介類の旨みやしょうゆで深い味わい」。
博多水炊きスープは
「鶏の旨みとコクが詰まった白濁スープに、爽やかな柚子胡椒風味がアクセントとなり、博多水炊きの本格派の味わいを楽しめる味」
にしているとのこと。
きっかけは、商品開発担当者が外出先でお腹がすいたときに「お米が食べたい」「でも駅や電車では無理」だと感じたことだった。
ただ、お米の具材化が技術的に難しく、その開発には3年がかかったそうだ。
家で温め直して飲んでみると、割と濃い目の味付けで、スープはトロリというよりサラリ。
小腹満たしにもなりそうだ。
また、おにぎりのお供や、ご飯の上にかけて雑炊とするのも良さそうだ。
希望小売価格は140円だという。自販機にどんな飲み物があるのか楽しみになった。