寺島尚正 今日の絵日記
2023年6月19日 夏至近し
この日曜は、猛暑日の地域が続発した。
18日午後1時20分ごろ、群馬県高崎市や伊勢崎市で35℃に到達。
午後2時前には前橋市でも35.2℃を観測し、今年初めての猛暑日となった。
全国で35℃以上の猛暑日となるのは1カ月ぶりだ。
東京都心も30℃を超え、3日連続の真夏日となった。
こう暑いと気になるのが熱中症。
熱中症は真夏の気温が高い日にかかるものと思いがちだ。
確かに熱中症発生のピークは7~8月だが、発生数が増え始めるのは5月から6月なのである。
梅雨の晴れ間、梅雨明け直後など、身体がまだ高温多湿に順応できていないタイミングで急に気温が上がったり、蒸し暑くなったりすると、熱中症発生のリスクが高まる。
湿度が高い空間では、体温調整のために汗をかいても、その汗が蒸発しにくくなる。体の余分な熱が逃がせず、こもり易くなるので、気温はそれほど高くなくても熱中症のリスクが高まるのだ。
梅雨時の熱中症を防ぐにはどうすればよいのか。
専門家は、自然に発汗の機会を増やし、汗による体温調整をしやすくすることがポイントだと語る。
具体的には、シャワーではなく湯船でじっくり入浴するなどの対策を勧めている。
また「のどが渇いた」と感じる時には、すでに体内の水分が不足しつつある。
運動中や入浴中はもちろん、室内で静かに過ごしている時も、のどが渇く前に意識して水分補給をする事が大事だという。
水分は一度にたくさん飲んで間を空けるより、少しずつこまめに摂るのがポイントだ。
湿度が高く、蒸し暑いと感じる日は、汗による体温調整が難しくなる。
換気や除湿、エアコンをつける、扇風機に当たるなどして、汗を上手に蒸発させるようにしよう。
梅雨は気圧が下がって湿度が上昇し、雨による冷えや蒸し暑さなどで寒暖差も大きくなるため、頭痛やだるさ、むくみや食欲不振、関節痛といった体調不良が現れやすくなる。
これは体内の自律神経のバランスが崩れることによるもので、正式な診断名ではないが、「気象病」と呼ばれるものの一種。
自律神経のバランスをとりやすくする方法として、熱中症対策でも挙げた汗をかきやすい体づくりが挙げられる。
入浴や軽い運動などで血流が改善されるので、冷えやむくみなどへの効果も期待できる。
ただし、片頭痛の症状がある場合は血流が盛んになると悪化する場合があるので長時間の入浴などは注意が必要だという。
日光浴を兼ねて、早朝、街歩きをしていると、ビワの実、朝顔の花を見つけた。
夏至は近い。