今年も梅雨の季節が近づいてきた。
今週29日から31日にかけて、前線が本州を南下し、九州から関東を中心に雨が降る日が続く見込みで、この前線による雨が、関東甲信など梅雨入りの一つのタイミングとみられている。関東甲信が梅雨入りになると、5月中の梅雨入りは、2011年以来12年ぶりだという。
その梅雨を迎える少し前に、毎年私が楽しみにしている催事がある。
「岩本町・東神田 ファミリーバザール」だ。
紳士服・婦人服・子供服・日用雑貨・鞄・靴・化粧品・食品などお買い得品が盛りだくさんなのである。
岩本町・東神田 ファミリーバザールの由来は、岩本町で働く社員やその家族、知り合いの人々を対象とした、 狭い範囲の文字通り"家族向けの売り出し"だった。当初は小規模なバザールだったが、瞬く間に「いい商品が安く買える」というウワサが広がり、 回を重ねるたびにその規模は拡大していった。
ファミリーバザールは40年近く続いているが、他で開催されている類似イベントは縮小、または中止に追い込まれている中、このバザールは元気に開かれるのが嬉しい。毎年、５月下旬から６月上旬と１１月下旬から１２月初旬、それぞれ２週にわたり土曜日曜に開催される。
コロナ禍の感染防止対策のもと、去年秋も開かれた。

２８日日曜に行ってみた。朝９時半にはお客もかなり訪れていて、活気に溢れていた。親子を含む女性客が７割で、カップルが２割といったところ。
この日も天気に恵まれ、ゆっくり掘り出し物を眺められた。
この日はまず、ＹｏｕＴｕｂｅ撮影用の、おしゃれなジャケット２着と、牛革ベルト２本。衝動買いした常滑焼の高級急須は定価からさらに２割引いてくれた。
お得感に大満足である。

次回は週末６月３日と４日。秋の開催は１１月２５・２６日と１２月２・３日に開催予定である。
交通も非常に便利で、ＪＲ秋葉原駅（昭和通り出口）都営地下鉄新宿線岩本町駅（Ａ４出口）東京メトロ日比谷線秋葉原駅（４番出口）つくばエクスプレス秋葉原（Ａ１出口）から歩いて数分だ。
また、近くには柳森神社がありお参りした。室町時代、太田道灌公が江戸城の鬼門除けとして、多くの柳をこの地に植え、京都の伏見稲荷を勧請したことに由来する神社である。
「おたぬき様」と呼ばれる親子狸のお守は、勝負事や立身出世、金運向上にご利益があると信奉されている。手水の水面に紫陽花が浮かび、バザールの活気とは対照的にゆったりとした時を感じられる。
日曜日、活気と静寂、素敵な時間を過ごせた。

今年も元気に開催してます

柳森　静寂の時間