浜美枝のよい食と共に
2023年3月12日「大館とんぶり」
今回は、秋田県です。
JAあきた北 大館とんぶり生産者 渡辺篤史さんとお電話をお繋しました。
○そちらの特産品を教えてください!
畑のキャビアとも呼ばれ、プチプチとした食感がアクセントの「大館とんぶり」です。
○どんな特徴がありますか?
大館とんぶりは、一年草のホウキギの実を(ホウキソウ、ホウキグサとも言いますが)江戸時代から先祖伝来の特殊技法で加工した特産品です。とんぶり自体に味はそれほどありませんが特に山芋との相性がよく、とろろや短冊切りにした長芋にあえて食べると、とんぶりの食感をよりいっそう楽しめます。
○他にはどんな特徴がありますか?
大館市はとんぶりの国内唯一の生産地で、2017年にはGI(地理的表示保護制度)に登録され、知的財産として保護されています。
大館とんぶりは収穫量が多いと、1年中、出回りますが、新ものは例年10月の中旬に出始めます。病気にも強い作物です。
○「大館とんぶり」は、他にどんな食べ方がお勧めですか?
火を通すと食感が損なわれるので、冷奴の上にのせたり、サラダと一緒にあえたり、ツナと合わせるのがお勧めです。
○お客様の声はいかがですか?
「いつも食卓にあるよ」という声をたくさんいただいています。皆さん、私が知らない食べ方をしているのかもしれません。
○「大館とんぶり」は、どちらで購入できますか?
JAタウンのホームページで購入できます。
瓶詰がお勧めで、ひと瓶170グラムの3瓶セットで税込2900円です。送料は別途かかります。
○渡辺さんにとって「よい食」とは何ですか?
地元の伝統野菜でもあるとんぶりを守り、絶やさず、次の世代に受け継いでいくことです。
渡辺さん、ありがとうございました!