寺島尚正 今日の絵日記
2023年2月13日 残雪
2月10日、関東は雪に見舞われた。
都心も昼前白い物が混じり、植え込みが薄ら雪色となった。
その後雨となって、積もることはなかった。
翌土曜日、八王子に戻った。
新宿駅から京王線で車窓を眺めながら調布駅までは雪は無し。
しかし、調布以降民家の北側屋根に若干雪が見え始め、府中を過ぎて、南側にも白が残っている。
高幡不動を過ぎると日向の畑が一面真っ白。
同じ東京でも都心との距離約40キロ、改めてその違いを確認した。
現在は受験シーズン。雪の影響が概ね無かったのは何よりである。
最寄り駅に降りるとしっかりと雪が残り、バス停付近は昼過ぎでも凍結。
交番の警察官がスコップ片手に、氷と化した堅い物を剥がしてくれている。
有り難い。
家への途中、北側に駐車している車のフロントガラスは真っ白。
雪を下ろさない限り運転できそうもない。
フロントグラスの雪排除でも一苦労だろう。
そして日曜日、15度近い気温に促されて、虎ノ門ヒルズ近く新橋4丁目交差点付近にある南桜公園に足を運んでみた。
寒椿が日陰で粘る中、日向では紅梅が咲き誇り、高貴な香りを木の周りに漂わせている。
暖かな陽光の中、親子3人がゴムボール野球をしながら歓声を上げ、その声我関せずと野鳥は紅梅の蜜を吸う。
皆活動しているのだ。
寒の戻りもあるだろうが、春の光景が馴染む気温になってきた。
眩しさに目を細めながら「やっぱり春はいい」そう感じた。