浜美枝のよい食と共に
2022年9月18日「小松菜のパウンドケーキ」
9月19日(月)から25日(日)までの1週間が「文化放送 SDGsウィーク」です。
SDGs・・・これは「私たちみんながこの地球で豊かに暮らし続けられる世界」を実現するために、国連が掲げた、2030年までに達成すべき17の目標のことです。
自然とともに歩む農業の営みは、SDGsにも通じるものがあります。
SDGsの観点から、各地の特産品を紹介していきます。
今回は、JA横浜管内「志村農園」の志村さつきさんとお電話をお繋しました。
○そちらの特産品を教えてください!
横浜市内で生産が盛んな小松菜を使った「小松菜のパウンドケーキ」です。
○志村さんの農園は家族4代続いているそうですね?
はい、曾祖父の代からです。農園は横浜市の都筑区と青葉区にまたがっており、小松菜をはじめ、様々な野菜や果物を作っています。
去年、娘が会社員を辞めて農園を手伝い始めまして仕事内容が会社員時代と違うと言いつつ、充実した様子で嬉しいです。娘の友達も買いに来てくれます。
○娘さんに受け継がれていきますね!小松菜のパウンドケーキについても教えていただけますか?
小松菜は横浜市内で1年を通じて販売されており小松菜のパウンドケーキは、その中で青果として販売に向かない規格外品の小松菜を使用しています。砂糖は最小に抑え、甘みのある茎を入れて小松菜本来の風味を生かしています。葉っぱを多く使うことで、断面がきれいな緑色に仕上がっています。
○食材を無駄にしないで、見た目や味にもこだわっていますね。
お客様の声はいかがですか?
「明日、孫が遊びに来るから買いに来た」という方がいたり、「毎日食べたいくらい」という声をいただいたりしています。
○『小松菜のパウンドケーキ』はどちらで購入できますか?
志村農園の直売所とJA横浜「ハマっ子」直売所たまプラーザ店で購入できます。小松菜のパウンドケーキは税込702円です。さらに今、いちじくやいちじくのパウンドケーキも販売していますので、お気軽にお越しください。
○志村さんは、農業やJAを通じてSDGsのためにどんなことができると思いますか?
まず、志村農園では近所の方々が買いにきてくださるような、小さなコミュニティでの地産地消を目指しています。また、「もったいない」という意識を常に持ち、果実の傷んだ皮など、出荷できないものでも加工品にして再利用しています。JAの直売所「ハマっ子」では規格外品に「B品」というシールを貼って安く販売するなど、地域全体で食材を無駄にしないよう取り組んでいます。
志村さん、ありがとうございました!