寺島尚正 今日の絵日記
2022年6月27日 梅雨明け間近?
週末から全国的に気温が上がり、群馬県伊勢崎市では40.2度を観測した。
25日、各地の最高気温を見ると、群馬県桐生市で39.8度、栃木県佐野市で39.7度、埼玉県鳩山町で39.2度、自宅のある東京・八王子市で38.1度、東京の都心で35.4度と、関東を中心に全国の64の観測地点で35度以上の猛暑日となった。
東京の都心で猛暑日となったのは、これまで最も早かった1963年より1日早く、統計を取り始めた明治8年・1875年以降、最も早い。
国内で6月に気温が40度を超えるのは、気象庁の観測史上初めてだという。
26日、日曜も全国的に気温が上がり、午後2時までの最高気温は、東京都心は36.2℃で、1875年の統計開始以来、6月の1位の値になった。(2005年6月28日とタイ記録)
この暑さで、都内では26日午後3時までに熱中症の疑いで14歳から97歳までの男女46人が病院に搬送された。
東京消防庁は我慢せずに冷房を使用し、のどが渇く前にこまめに水分補給をするほか、屋外で人と2メートル以上距離が確保できる場合はマスクを外すなどして対策をとるよう呼びかけている。
季節外れの暑さとなった背景には、この時期としては珍しい太平洋高気圧の張り出しがあるという。
平年、この時期は高気圧の勢力はまだ弱く、日本付近には梅雨前線が停滞して雨や曇りの天気が多くなるが、今年は高気圧の勢力が強く、前線を北に押し上げたことで広い範囲で晴れとなった。
特に関東などで雲が少なく、朝から強い日ざしが長い時間照りつけたことで、気温が一気に上昇したと考えられる。
この先、1週間程度は太平洋高気圧の勢力が強く、広い範囲で厳しい暑さが続くと予想され、雨が降っても、夏の夕立のような雨だという。
となると、「梅雨明け」が頭をよぎるが、気象予報士の話を聞くと、早ければ週のはじめに九州から東北南部は、続々と梅雨明けの発表がある可能性もある。
一時的な猛暑ではなく、盛夏の頃のように厳しい暑さが続く。こまめな水分補給や冷房の使用など、できる限りの熱中症対策を心がけたい。
もっとも、7月4日(月)以降は、夏の太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、雨の降る所が多いようだ。
一方で心配なのが電力だ。厳しい暑さの影響で東京電力の管内では27日、電力供給の余力を示す「予備率」が5%を下回る見通しだとして、政府は新たに設けた「電力需給ひっ迫注意報」を初めて発令した。
具体的には午後4時から午後4時半にかけて4.7%、午後4時半から午後5時までが3.7%と厳しい見通し。
つまり、東京電力管内の家庭や企業に、午後3時から午後6時まで、特に節電してください、ということである。
資源エネルギー庁はさらに気温が上昇し、電力需要が増加した場合や突発的な発電所のトラブルなどが発生した場合、予備率が3%を下回り、「電力需給ひっ迫警報」を発令する可能性もあるとしている。
注意報は5月、新たに設けられた制度で、ほかの電力会社から電力の融通を受けても予備率が5%を下回ると見込まれる場合に、前日の午後4時をめどに発令される。
熱中症の危険性を回避するために、冷房などを適切に使用しながら、他の部分の節電を求めている。
節電方法を調べてみると、例えば
洗濯機はできるだけまとめて洗うようにする。
パソコンはスクリーンセーバーのまま放置せず、テレビ同様に使用しないときは消すよう心掛ける。
炊いたご飯は炊飯器で保温ではなく、冷蔵庫や冷凍庫で保存するようにする。
うむむ、既に全部気をつけているのだが・・。