３月２１日は「春分の日」。自然をたたえ、生物を慈しむ日。
春分・秋分は太陽が真東上がり、真西に沈む日のこと。
この頃はお彼岸の時期で、「西に浄土（彼岸）がある」という理解から真西に一番近づける日だと信じ、功徳を積むべく、お墓参りをして、先祖供養を行うようになったと聞いた。

彼岸とは「悟りの世界」。
悟りを得るには特に６つの修行の徳目があることから「六波羅密」と呼ばれる。「波羅密」は「完全な」という言葉。
では、６つの修行とは何なのか。
1.　布施（ふせ）...人に、財・真理・安心を与える。
2.　持戒（じかい）...戒律を守る
3.　忍辱（にんにく）...災いや困難を耐え忍ぶ。
4.　精進（しょうじん）...心身を励まして修行を続ける。
5.　禅定（ぜんじょう）...心を集中し、安定させる。
6.　智慧（ちえ）...迷いから距離を置き、存在の中の本質を悟る。

どれも心掛けたい事ばかりだが、継続するのは大変。
せめて、この彼岸の時期に思い出し、完全は無理として、１つでも２つでも頑張ってみたい。
２０日日曜、浜松町を歩いた。一部のソメイヨシノが既に花開いている。
いよいよ春本番である。

春本番

薄紅の

鈴なりの

水温む