寺島尚正 今日の絵日記
2022年2月28日 陽気に誘われて
この2週間、「逆流性食道炎」の影響で食欲が落ち、倦怠感と戦っている。
夕食に、消化しづらいメニューが続き、直ぐに横になっていたのがよろしくなかった。
初めは、喉がイガイガし、かといって発熱はせず、そのうち声帯に痰がからみ発声し辛くなったのである。
耳鼻科を受診したところ、「逆流性食道炎と花粉症のダブル」と診断された。
1つの原因だって難儀なのに、2つの原因は厄介。
胃酸による喉の痛みで食欲も落ち、加えて体重も減り、代わりに疲労がたまりやすくなった。
「まさか自分の体力がこんなになかったとは」
これが一番のショックだった。
現在は体力を戻すべく、質のよい食事を心がけ、軽い運動をしている。
世界でも「まさか」が起きた。
ロシアが、2月24日、ウクライナに対する軍事侵攻を開始した。
攻撃はウクライナ東部だけでなく首都キエフの陥落へ向けた作戦も進めているものとみられる。
主に3つのルートからだという。
日本政府は、ロシアの動きを「侵攻」でなく「侵略」と認定した。
「侵攻」が目的を問わず相手方勢力・領域を攻撃する行動を指すのに対し、
「侵略」は相手の主権・政治的独立を奪う目的の有無に注目した言葉とある。
「侵攻」は、強引に入って行く事。
「侵略」は、相手を併合や乗っ取る目的で強引に入ってゆく事。
この差があると理解している。
25日、国連安全保障理事会が開かれた。
ロシアのウクライナ侵略を非難するアメリカなどが提出した決議案を採決し、ロシアが拒否権を行使し否決された。
国連は1945年、第2次世界大戦を防げなかった前身の国際連盟の教訓を踏まえて設立された。
国連憲章には「国際平和と安全を維持するために力を合わせ、共同の利益の場合を除き武力を用いないことを原則」としている。
その行使容認の決議もとらず、拒否権を行使。
逆に自衛権を規定した国連憲章51条に基づく措置だと主張した。
「他者と戦争をしている者は、自分自身との平和を築いていない」
ウイリアム・ヘイズリット
沈丁花の白い花が増え、爽やかな香りが優しい気持ちにしてくれる