寺島尚正 今日の絵日記
2022年1月10日 看板に乗るダルマさん
「寒の入り」翌日の1月6日、東京は予想外の大雪となった。
港区浜松町、昼前からチラチラ舞い始め午後1時過ぎには、大粒の六花が、生け垣や標識をみるみる白くしていった。
そして午後4時過ぎ、23区に「大雪警報」が発表された。
東京に「大雪警報」が出たのは、2018年1月22日以来、4年ぶりのこと。
この時は都心で23センチの積雪だった。
大雪警報のニュースを聴いた際、驚きと同時に素朴な疑問が湧いてきた。
「大雪とはどのような意味を持っているのか?」
東京では「積雪10センチ」で警報が出るが、雪国では10センチ位では動じないはずはない。
調べてみると・・・
「大雪」とは「沢山雪が降ること」とある。
拍子抜けした感じではあるが、地域によって雪の基準量が違っている。
例えば、東京都港区は警報の基準は「12時間の積雪の深さが10センチ」注意報は「5センチ」とある。
一方、同じ関東でも、群馬県草津町では、警報は40センチ、注意報は25センチで発表される。
やはり、雪対策が出来ているかいないかが大きいのだ。
ちなみに、6年前に雪(みぞれ)が観測された沖縄県を調べてみると、大雪注意報・警報の欄に斜線で潰されていた。
都内で6日から7日の午後9時までに雪で転倒してけがをするなど、あわせて525人が救急搬送され、雪の影響による交通事故のうち人身事故は77件。
首都高速道路は、一時、100か所以上の入り口が閉鎖されるなどした。
雪に弱い東京。今後の予報を見てみると11日火曜に雨と雪のマーク。
ただし、これは朝方ちらつく程度だという。
ちらつく程度なら「冬の妖精」だが、大量となると「白い悪魔」に豹変、雪はそんな二面性を持っている。
昨日見た 處にはなし 雪だるま 正岡子規