寺島尚正 今日の絵日記
2021年11月8日 重ね餅登場!
週末の夜、ジャンパーで外を歩いていると、昨日まではなかった「秋の寒さ」を感じた。
気がつけば11月。我が家のカレンダーもあと2枚、冬はすぐそこに来ている。
10月は前半と後半で寒暖差が大きくなったが、この冬はどんな傾向だろう。
気象庁から発表された、11月から1月の平均気温の予想を見ると、東日本の11月は、ほぼ平年並みとなっている。
しかし12月と来年1月は気温の低い確率が40%。
ということは平年より気温が低くなる可能性がやや高いと読み取れる。
その厳しい寒さは、ラニーニャ現象の影響らしい。
ラニーニャ現象とは、東風である貿易風が強いために、南米ペルー沖の海面水温が低くなる状態のことをいう。
一方で、インドネシア近海の海面水温は高くなる。
貿易風が弱い時に、海面水温が南米ペルー沖で高く、インドネシア近海で低くなることをエルニーニョ現象という。
これらの現象は、日本を含めて世界各地の天候に影響する。
海面水温が高くなるインドネシア近海では対流活動が活発になり、積乱雲が発生しやすくなる。
その影響で、ユーラシア大陸東部で偏西風が平年より北に蛇行し、日本付近で平年より南に蛇行することが予想される。
偏西風が南に蛇行すると、シベリア高気圧が平年より南東に張り出しやすくなる。
シベリア高気圧は大陸に溜まった寒気でできていて、張り出しが強いと日本付近に寒気が流れ込みやすくなる。
そのため、西日本を中心に寒気の影響を受けやすくなり、日本海側では、雪が多くなる可能性があるという。
冬の長期予報は夏より難しいといわれてはいるが、今シーズンは厳しい寒さを覚悟しておいたほうがよさそうだ。
ファミリーレストランのBGMにクリスマスソングが混じり、スーパには鏡餅が多く積まれている。
今年も2ヶ月を切った。