寺島尚正 今日の絵日記
2021年10月25日 落葉
関東は、先日まで残暑という言葉が連日聞かれていたのに金曜日の寒さをきっかけに、特に朝晩は暖房が恋しくなる気温となってきた。
茨城県常陸大宮市では24日の朝、気温が2.7度まで下がり、地表付近の湿った空気が冷やされてできる「雲海」が発生した。
標高およそ250メートルにある市内の「三王山自然公園」で、午前6時前に太陽が昇り始めると、雲海が朝日に照らされて幻想的な風景が広がったという。
我が家近くの自然公園の展望台は190メートル。
条件が揃えば、ひょっとして雲海は見られるのかしら、と調べてみると、いくつも条件があった。
まず雲海の発生原理4つのステップとして
1.放射冷却などで地面が冷える
2.地面付近の水蒸気を含む空気が冷える
3.無風で冷えた空気が溜まる
4.空気中の水分が飽和状態を通り越して霧ができる
次に雲海の5つの発生条件が
1.季節:主に春や秋
2.時間帯:夜明け前~早朝
3.気象:湿度が高い・放射冷却がある・無風状態・快晴
4.気温:前夜の気温と次の日の早朝の気温に差がある
5.場所:山間部や盆地
とある。
我が家近くは、冬場は冷えるが、秋はさほどではない。
また、山間部や盆地とも違うので、素人が考えるに期待はできないという結論に達した。
八王子の自宅近くを歩くと、あれほど青々と葉を茂らせていた桜の木は、ほぼ枝だけとなり、他の木々も葉の色を変えている。
秋は深まってゆく。