浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2021年10月11日  地震による落下物

7日夜の東京と埼玉で震度5強を観測した地震には驚いた。
早朝番組の為、浜松町で、9時過ぎには横になっていた。
10時41分過ぎ、突然、枕元に置いてあったスマートフォンが苦しそうな音を立てながら「地震です、地震です」と叫び始めた。
熟睡から意識を叩き起こされた直後、揺れが始まった。
10年前の3月を思い出した。あの時は午後2時46分。
昼間だから視界は確保でき、行動もしやすかった。今回は夜だ。

まず、自分に「落ち着け!」と声を掛ける。
日頃から寝る場所には、落下物や倒れて来るものを置いていないので、
その辺は安心して考え始めた。枕元に懐中電灯はある。
ガラス対策のシューズはベッドの下だ。後は揺れのおさまりを待つだけ。
しかし揺れはかなり続いた。
すると台所から「ガラン!」という比較的大きな落下音。
数年前の揺れでは、高い棚に収納していた土鍋が割れた経験がある。
あの時は「ドシャ!ガシャン!」という重い破壊音だった。
現在、新しい土鍋は、地震対策用の粘着パッドの上に置いてあるから大丈夫のはずだ。

「何だ?あの音は」
1分位揺れている間、何が落ちたのか考えた。
しかし、思い浮かばなかった。
揺れがおさまった。停電もしていない。シューズを履いて台所に向かう。
向かうと言っても、扉を開ければ台所だ。
電気を点けると、カーペットに円筒形のものが落ちている。
コーヒー豆用の缶。そしてペーパーフィルターだった。
確かに棚の高い所に置き、中身が入っていなかったため軽く、落下したのだろう。他に落下物はないか確認し、無事を確認、テレビを点けた。

今回の地震、鉄道の運休で多くの帰宅困難者が出ただけではなく、エレベーターは7万5,000台余りが停止して、すぐには復旧しなかったところが少なくなかった。首都圏の合わせて29か所で水道管の破損による漏水の被害が見つかるなど、日常生活にも大きな影響を与えた。
想定される「首都直下地震」は今回より地震の規模が一回り大きく、最大震度7の揺れが想定されている。
専門家は「想定される『首都直下地震』のマグニチュードは7クラスで今回と比べ、規模は30倍以上となる。震源も浅いところで起きると想定されていて、いざ発生すれば今回とは比べ物にならない被害になると考えられ、建物の倒壊など、命に関わる被害が出るおそれがある。この機会に対策を進めてほしい」と話している。
地震が起きた際の身の守り方、また水やトイレの準備も、改めて対策を強化しようと考えている。

 地震による落下物
地震による落下物

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