寺島尚正 今日の絵日記
2021年7月12日 雷雲接近
11日、日曜の夕方の雷雨は激しかった。
午後4時前、港区・浜松町ではダークグレーの雲が近づき
ゴロゴロいいだした。
10分も経たないうちに暗雲の所々が光り、雷鳴との時差が縮まる。
冷たい風が吹いたかと思ったら、大粒の雨が空から「ビチッ」と
重そうな音を立てベランダの手すりに落ちてきた。
辺りはあっという間に嵐。
30m先のビルが雨でけむり視界を奪う。
それから3分もしないうちに、排水溝が「ゴボッゴボッ」と苦しい声をあげた。
稲光と雷鳴がほぼ同時になり、豪雨が横殴りに暴れ
容赦なく窓ガラスにぶつかってくる。
ぶつかる際の音に室内にいても恐怖を感じた。
午後5時までの1時間に東京 江戸川区で52.5ミリの非常に激しい雨が降ったという。
1時間に50ミリ以上の雨量はこんなにも怖いものなのか。
また午後4時すぎ、JR新橋駅で、
突然の大雨で天井からの漏水や改札付近のマンホールから水が溢れるなどして、
構内が1時間近くにわたって浸水。
浸水は最大で高さ5センチほどで、駅員が水を外に出すなどして対応した。
東京の下水の対応能力は、1時間に50ミリ。
それをしばらく上回ると下水は溢れ出て来るのだ。
豪雨の影響で、通常の住宅では周辺の水位が1.3mに達するまでに
建物のあちこちの隙間から水が浸入し、
浴室や洗面所では配水管から水が逆流するという。
近年深刻化する水害に、私達は備えることが必要だ。
我が家の場合、駐車場に側溝から水が入らないようにしなければならない。
インターネットで調べてみると「水で膨らむ土嚢」を発見。
10枚入りで4000円ちょっと。
「ブルーシートの上に乗せるとさらに効果的」とあるので早速購入。
「備えはしっかりしておかねば」今回の豪雨で強く感じた。