寺島尚正 今日の絵日記
2021年5月10日 気のせい?
9日の日曜、東京都心も28.5度を観測し今年一番の暑さに。
群馬県高崎市では今年初めて30.3度の真夏日となった。
5月はまだ身体が暑さに慣れていない時期で、急に暑くなると熱中症のリスクが高くなる。
暑さに慣れるまでにかかる期間は人によって違うが、数日から2週間くらいという。
朝や夕方など比較的過ごしやすい時間を選んで、無理のない範囲でウォーキングなどの運動をしたり、
湯船につかったりすると、汗をかきやすくなるそうだ。
一方、今年の梅雨はどうなるのだろうか。
5月5日、全国のトップを切って沖縄と奄美地方が梅雨入りした。平年と比べて5日から7日早い梅雨入り。
桜前線がようやく北海道にたどり着いたと思ったら、もう沖縄では雨の季節の始まり。
改めて日本列島が南北に長いことを感じる。
梅雨入りの平年値で見ると、九州南部の鹿児島は5月30日頃、
大阪は6月6日頃、関東甲信地方の東京は6月7日頃。
最新の1か月予報によると、梅雨前線の北上が例年より早くなる可能性があり、
今月は九州から関東地方にかけての地域で雨量が多くなる見通し。
今年は季節の進みが早いと感じることが多いが、五月晴れを通り越し、
本格的な雨の季節が早く訪れそうな気配なのだそうだ。
さて、気象でもう一つ。
8日土曜に北海道から九州の各地で黄砂が飛来し、東京の都心でも観測された。
物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」は、午前には、北海道函館市で6キロメートル、
新潟市で8キロメートル、松江市、岡山市、秋田市、
それに青森市で9キロメートルなどと、見通しが悪くなった。
午後には、東京都心でも今年3月に続いて黄砂が観測され、「視程」は10キロメートル。
視程が5キロ未満の場合は交通への障害が出るおそれもあり、
見通しが悪い中での車の運転や洗濯物などへの黄砂の付着などに注意が必要なのだという。
確認のため気象庁の予想図を見たところ、午後6時には関東から逸れる予想だったが、
空を見上げた日曜の夕方、心なしか青空が白っぽく感じる。
気のせいだろうか。
新型コロナウイルスといい、黄砂と言い、私達は招かざる物に悩まされている。