寺島尚正 今日の絵日記
2021年4月26日 いつも通りに
この日曜から、東京は3回目の緊急事態宣言の期間に入った。
他には、大阪、兵庫、京都に発出された。
24日の新規感染者数は、東京で2回目の宣言解除以降最多となり、
大阪は5日連続の1000人超え、兵庫と京都は過去最多。
政府は、変異ウイルスの拡大に最大限の警戒が必要だとして、
大型連休に合わせ、短期間に集中的な対策を講じる方針だ。
具体的には、酒やカラオケを提供する飲食店などに加え、
百貨店やショッピングセンターなどの大規模な施設に休業要請をしている。
生活する私達には、不要不急の外出や、感染拡大地域との往来をできるだけ
控えるよう求め、在宅勤務の活用や大型連休中の休暇取得を促し、
出勤者の7割削減を目指すとしている。
去年4月7日に出された1回目の宣言では、すべての地域の解除までに
およそ1か月半かかった。
今年1月8日に出された2回目の宣言でもおよそ2か月半を要した。
今回の宣言は5月11日までの2週間余り。
専門家の中からは「効果を評価するには短い」という指摘も出ていて、
短期間に解除できる水準にまで感染を抑え込めるかが焦点となる。
去年の2月には、トイレットペーパーが売り切れになるなど
予想外の事態に慌てたが、今回はいつも通りに販売している。
それだけ私達も経験を積んで、冷静に対処しているということか。
街には「中止」「休業」の張り紙が目立つ。
他方、梅の木をよく見ると、実がつき始めている。
季節は例年通り巡っていく。
「慌てず騒がず油断せず。
自分に出来ることをしっかりやっていこう」
そう感じた。