寺島尚正 今日の絵日記
2021年3月22日 新緑
街を歩くと、樹々の新芽が目に入ってくる。
ベランダにある沈丁花も、花の後、新しい葉が姿を見せてきた。
各地のニュースを見ていると、早くも新茶の話題が。
茶の生産が盛んな静岡県掛川市で、新茶の摘み取りが行われた。
掛川市上土方にある農業用ハウスで、毎年3月下旬に茶業の振興を願って、
近くの神社で行われる春祭りに奉納する新茶を栽培しているという。
農家と茶娘姿の農協の職員およそ20人が
鮮やかな緑色に育った「やぶきた」の新芽を手で丁寧に摘んだ。
私達の口に入る新茶は、八十八夜頃。
「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る」
ご存知「茶摘み」の歌詞の一部である。
はて、八十八夜とは、いつを起点にした日だったか。
確認してみた。
『立春から数えて88日目を「八十八夜」といい、2021年は5月1日(土)。
この頃は春と夏の変わり目で、気候が暖かく穏やかに。稲の種まき準備や茶摘みのシーズンになる。
「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと病気にならない」という言い伝えも。』とある。
また、「八十八」を組み合わせると「米」という字になることや、
「八十八」は末広がりで縁起がよいため、豊作祈願の行事や夏の準備を始める吉日とされているそうだ。
ここ数年、朝起きて、先ず緑茶を飲んでいる。
朝のお茶は、落ち着きと、穏やかなやる気を私にもたらしてくれるのだ。
八十八夜は1か月以上先だが、今から新茶を楽しみである。