寺島尚正 今日の絵日記
2021年1月25日 マスクは大切
あと1週間で1月が過ぎる。
2月になると気になるのが『花粉』の飛散。
去年暮れに見た花粉飛散傾向予測では
「九州から近畿、北陸、関東、東北の広い範囲で例年より少ない見込み」とあった。
ここ数年、一時的ではあるが、目が痒かったり、鼻がムズムズする時がある。
「ああ今年は飛散少な目で何より」とほっとした。
しかし、先週こんな情報が。
『今年の春に東京都内で飛散するスギとヒノキの花粉の量は、去年の1.8倍と多くなる見通し』
あれれ? だって少ないのでしょ?それなのに東京1.8倍ってどういうこと?
頭を冷やして考えた。どうやら『例年』マジックの様だ。
あなたは『例年』という言葉をどう解釈するだろうか。
『例年』の意味は「ある特定の年だけではなく、たいていの年は同じ」。
例えば、「花火大会は例年8月に行っている」
よく考えれば「花火大会は7月に行うこともあるが、大体8月に行っている」を意味するのだ。
「いつもの年と同じように」「以前と同じような、平均的な程度」を表す。
今回のケースは「いつもの年と比べれば少な目の花粉飛散量です。
さらに過去10年の平均と比較すると、花粉の量は3割程度、花粉の量が多い日は1割程度、
それぞれ少なくなるけれど、去年の春と比べると東京は1.8倍です」という意味なのだ。
去年が少なかったということなのだ。
勝手に糠喜びしてしまった。
症状が顕著に出る目安とされる花粉の量の多い日は、各地の平均で30日となる見通しで、
去年の21日と比べて多くなる予想。
また、花粉が飛び始める時期は、例年よりやや早い来月12日から16日ごろで、
スギは3月、ヒノキは3月下旬から4月に多く飛ぶ。
早いところでは、来月12日ごろから飛び始めるとみられている。
ところで、24日東京の新型コロナウイルス感染者は986人。
1日の感染の確認が1000人を下回るのは今月12日以来だ。
「このまま下がっていくのかな‥」
願望はそうだが、現実はそう甘くなさそうだ。
これまで通り、手指消毒、密を避け、マスクをして換気も忘れない、これは守っていかねばならない。
常時マスクなどしている分、花粉の症状が軽くなることを祈りたい。