寺島尚正 今日の絵日記
2020年12月28日 明日に向けて
こちらを記している27日午後3時時点で都内の新たな新型コロナウイルス感染者は、708人が確認された。
日曜日としては最多。
また、都の基準で集計した27日時点の重症の患者は82人となり、
今年5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなった。
感染者の多さを証明するかのように、私もよく利用する都営地下鉄大江戸線の運転士が
新型コロナウイルスに相次いで感染し、27日から通常の7割程度に減らして運行している。
感染者は勿論だが、濃厚接触者とされた同僚も自宅待機となり、
出勤できなくなっている運転士は、清澄乗務区所属のおよそ1割にあたる21人。
このため、通常の勤務体制を組むことができなくなったとして、
27日から年明けの来月11日までをめどに通常の7割程度に減らして運行することにした。
ただ、28日については、年末の仕事納めで利用者が多くなると見込まれるとして、
午前7時半から8時半ごろまでの朝の通勤時間帯は通常どおり運行するという。
来年2月後半にも接種開始が期待されるワクチンの順番は
公共交通機関に従事する人達も上位の方が良いのだろうと感じた。
ところで、変異した新型コロナウイルスが、各国で、相次いで確認されていることを受け、
政府は、全世界からの外国人の新規入国を今月28日から来月末まで、停止することを決めた。
新型コロナウイルスの拡大を受けた入国制限措置をめぐり、
政府は、10月から、全世界を対象に中長期の在留資格を持つ外国人に日本への新規入国を認めてきた。
しかし、変異した新型コロナウイルスが各国で相次いで確認されていることを受けて、
政府は、全世界からの外国人の新規入国を停止することを決めた。
ただし11の国と地域で実施しているビジネス関係者の往来については、引き続き認められる。
この期間は、日本人や在留資格がある外国人が、外国への短期出張から帰国・入国した際に、
一定の条件のもと14日間の待機を免除している措置についても停止する。世の中とんでもないことになっている。
最後の最後までコロナに振り回された2020年だった。
来年になったからと言って事態が急回復するとは考えられない。
私達は出来ることを冷静に行っていくしかないのだ。
街を歩くと、植物たちは春の準備を例年通り進めている。
水仙の花が少しずつ開き始め、沈丁花も開花に向けて動き出した。
それでも花は咲くのだ。明日を信じて進んでいこう、一歩ずつ。
「人間は負けたら終わりなのではない。やめたら終わりなのだ」
ニクソン