浜美枝のよい食と共に
2020年12月27日「いもの華」
今週は、静岡県です。
JAハイナン 流通販売部 特販課 齋藤丈博さんとお電話をおつなぎしました。
○JAハイナンの「ハイナン」が片仮名ですけど、静岡のどのあたりが管轄なのですか?
吉田町、牧之原市、御前崎市の太平洋側の2つの市と1つの町を管轄しています。榛原郡の南の地区ということで、ハイナンとなりました。
○では、そちらの特産品を教えてください!
御前崎市の生産者が丹精込めてつくったサツマイモ「べにはるか」を使った干し芋『いもの華』です。
そもそも芋切り干し(干し芋)は、御前崎市が発祥の地で、このあたりは日照時間が長く、冬の冷たい遠州の空っ風に3日間、天日干しして干し芋を作ります。
静岡にサツマイモが伝わったのは江戸時代、このあたりで薩摩藩の船が座礁して、御前崎の住民が助けたのがきっかけです。薩摩の人がサツマイモを置いていったと伝わっています。
こちらには芋爺さんという方の銅像があり、この方がサツマイモを栽培し、それがのちに保存食となって、大正時代の第一次世界大戦の時に戦地に持って行った兵士も多いそうです。
○「いもの華」は、どちらで購入できますか?
JAタウン「しずおか 手しお屋」で今年の新ものが購入できます。
1袋540円で、別途送料がかかります。
○おしまいに、齋藤さんにとって「よい食」とは何ですか?
旬のものを旬に楽しむことで、季節感を楽しみながら、家族で食卓を囲むことです。
齋藤さん、ありがとうございました!