寺島尚正 今日の絵日記
2020年6月22日 花火
こちらを記している21日、日曜は、夏至。
日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い日だ。
同じ日本でも、緯度によって昼間の長さが微妙に変わる。
例えば東京だと、夏至の日の昼間は14時間34分。札幌では15時間23分。
北へ行くほど長くなる。そしてこの日を境に、だんだんと日が短くなっていく。
季節は刻々と変化しているのだ。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、時間の経過が速い気がする。
加えて季節感を例年以上に味わえていない。
東京は、21日も新たな新型コロナウイルス感染者が35人確認された。
1日の感染の確認が30人以上となるのは4日連続。
一方で、19日に都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和された。
これからは、文字通り「ウィズ・コロナ」。
極力命を落とさず、医療崩壊を避け、経済は回復させていく、そんな道を選択したのだ。
私も、手洗いやマスクの着用など引き続き行い、他者への感染を防ぎたいものだ。
ふとカレンダーに目をやった。あと10日もすると水無月も過ぎていく。
街を歩くと、パアっと広がる形の花に目が留まる。
中止の決まった花火大会の代わりと、例年以上に美しく咲いてくれている気がした。