寺島尚正 今日の絵日記
2020年5月25日 流れる
23日土曜、東京の新たな新型コロナウイルス感染者は2人だった。
1日に確認された感染者数としては、先月7日に緊急事態宣言が出されて以降、
最も少なく、この1週間で10人を下回るのは5回目。
新たな感染者数が2人だったことについて、
都の担当者は「間違いなく外出自粛の効果だと思うが、
まだ感染者数が2桁になる日もあるので、あともう少しだと思う」と話していた。
そして24日、都内の新たな感染者は14人。
都内で1日に感染が確認された人が10人を超えるのは3日ぶりだ。
そんな中、政府は、東京など首都圏の1都3県と北海道で継続している
緊急事態宣言を解除する方針を固め、
25日開く諮問委員会に諮ることになったという。
これにより、4月7日から出されていた緊急事態宣言は全面的に解除となる見通しだ。
政府が緊急事態宣言の解除を判断する際、
感染状況の目安としている「直近1週間の感染者数が人口10万人当たり、0.5人程度」について、
それぞれの都道府県の人口のデータから計算すると、
1週間の新たな感染者数の目安は東京では70人となるが、
24日までの1週間で50人、埼玉県は目安の37人に対して11人、
千葉県は目安の31人に対して6人とそれぞれ目安を下回っている。
一方で、神奈川県は46人の目安に対し64人と18人上回り、
北海道は26人の目安に対し40人と14人上回っている。
ただし、感染経路の不明の割合や、クラスター、院内感染などの状況を分析し、
全体として判断していくことになる。
一足先に緊急事態宣言が解除された山梨県で、
24日、6つの市や町の小中学校で入学式が行われた。
このうち、山梨県中央市の小学校では、
新1年生の50人余りがマスク姿で保護者と一緒に登校した。
受け付けで朝の検温の結果を報告し、消毒を行っての式典参加。
さらに式の行われた体育館で、感染を防ぐため、児童や保護者は前後左右を
1メートルずつあけた座席に着いた。
この日、5年生と6年生や来賓の出席はとりやめ、
校歌斉唱や祝電の披露なども行わなかったという。
それでも生き生きした児童の表情は例年と同じに感じた。
特別な入学式を迎えた子供たちは、将来にどんな夢を描いているのだろう。
青空が綺麗だった。我が家に布マスクが届いた。