浜美枝のいつかあなたと

毎週日曜日
 9時30分~10時00分
Mr Naomasa Terashima Today Picture Diary

寺島尚正 今日の絵日記

2020年5月18日 夏日

緊急事態宣言が39県で解除された。
とはいえ、8都道府県では宣言が継続され、引き続き外出自粛などに取り組むとともに、
解除された39県も再び感染が拡大しないよう、
人との距離を取るなどの対応が呼びかけられている。
インターネットで医療現場の状況を調べていると
「このまま熱中症シーズンを迎えたら、日本の医療現場は崩壊します!」と
インパクトの強い緊急提言を見つけた。
この提言を発表したのは、医療や福祉の専門家13人でつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」だ。
どういうことなのか?
総務省消防庁によると、去年5月から9月までに熱中症で病院に搬送された人は全国で7万1317人。
「新型コロナウイルスへの対応で対応能力を超えつつある医療機関に例年通りの熱中症患者が搬送されると、
日本の医療機関の多くが機能しなくなる危険がある」というのだ。
特に今年は、マスクの着用や外出の自粛で、熱中症の危険が高まっている。
私達は、外出自粛で運動不足気味。
汗をかいて体温を下げる体の準備が十分にできないほか、
水分をためる機能のある筋肉が減り、脱水になりやすい状態なのだ。
さらにマスクをしていると体内に熱がこもりやすく、のどの渇きも感じにくくなり、
知らないうちに脱水が進んで熱中症になる危険が高まる。
ではどうすればよいのか。
提言では、熱中症予防のためのポイントを提唱している。
(1)3食をきちんと食べる
(2)のどが渇いたと感じ始めたら水分摂取(経口補水液など)
(3)クーラーをすぐつけられるようにし、暑いと感じる場所にいない
(4)換気をこまめにし、湿度も高くならないよう注意
(5)快適な環境でよく睡眠をとる
(6)人混みを避けた散歩や室内での軽い運動を行う
関係者は「熱中症の症状は、発熱やけん怠感など新型コロナウイルスの症状に似ている。
救急搬送の際、感染予防の対策が必要になり、医療体制にかかる負荷が大きい。
熱中症は十分に予防ができる病気なので医療と自分自身を守るために、
これからの季節、予防を徹底して欲しい」と呼びかけている。
今年の夏は、いつもの夏ではない・・改めて感じる。
夏日
夏日
初夏の佇まい
初夏の佇まい

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