寺島尚正 今日の絵日記
2020年2月17日 試してみる
「COVID-19」と名のついた新型コロナウイルス。
16日夕方時点の情報によれば、
都内に住む40代から80代の日本人の男女8人が
新型コロナウイルスに新たに感染した。
このうち7人はいずれも13日に感染が確認された個人タクシー運転手の男性が出席した
新年会の会場にいたということだ。
13日に感染が確認されたタクシー運転手の男性をめぐっては、
義理の母親で神奈川県に住む80代の女性が13日に死亡し、
新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになっているほか、
14日は屋形船の男性従業員とタクシーの組合支部の女性従業員の2人の感染が確認されている。
15日新たに感染が確認された8人のうち、
残る1人は都内に住む40代の会社員の男性で、
今月2日にせきの症状が出て、5日には発熱したため医療機関を受診。
男性は今月10日に新幹線を使って愛知県に出張したあと、症状が改善しなかったため、
今月12日から都内の病院に入院していて、現在重症のようだ。
さらに、夜7時頃、東京で新たに5人が感染していることが確認された。
このうち2人は、個人タクシー運転手男性とともに先月、
屋形船で開かれた新年会にいずれも参加していた同僚の運転手など男性2人。
また、1人は、すでに感染が確認された新年会の参加者と接触した医療機関の従事者の男性だということだ。
このほか2人の男性の感染が新たにわかったという。
また、医師の新型コロナウイルスへの感染が確認されていた和歌山県にある済生会有田病院で、
新たに同僚の医師と入院中の患者の感染が確認された。
この医師の妻も感染が確認され県は病院内で感染が広がった可能性があるとして
感染経路の解明を急いでいる。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
プロ野球のオリックスは17日から当面の間、
選手によるサインや握手などのファンサービスを控えることを発表した。
予防対策としては仕方のない事なのだろうが、楽しみにしていたファンは残念だろう。
球団では試合中のジェット風船を使った応援を自粛するよう求めることも検討していうそうだ。
新型コロナウイルスについて、専門家会議の座長は、
感染経路を特定できない可能性がある感染者が各地で相次いでいることから
「国内の感染が発生早期で、さらに進行していくと考えられる」という認識を示し
対策を進めていく方針を明らかにした。
ある専門家は、「最早、封じ込めは無理として、抑える労力は必要。
感染の数は増えていくだろう。大切なのは重症化するのを防ぐことだ。
病院の機能を維持していくことが大事だ」
WHOのデータを見ると、現在の所、感染者のおよそ8割が軽症だ。
私達も冷静に情報を判断していきたい。
ところで東京では平年より10日早く本格的に飛び始めるなど、
各地で花粉シーズンに入っていて、いつもの年よりも早めの対策が必要だそうだ。
「ウェザーニューズ」によると、今月に入って以降、
関東から九州にかけての各地で花粉が飛び始め、
先週半ばには東京など関東南部や静岡で「本格的」に飛び始めたということだ。
これは記録的な暖冬の影響だと分析している。
スギ花粉の飛散のピークは、九州が来月上旬まで、
四国から東海が来月中旬まで、関東が来月下旬まで、
北陸や東北南部では、今月下旬から来月下旬にかけてと予想されている。
花粉が飛ぶ量については、去年、梅雨が長引いたほか、
夏の後半に雨や曇りの日が多かったために雄花の成長が進まず、
全国平均で平年の85%程度になると見込んでいる。
私達は平年よりも早めに対策をするとともに、晴れて暖かい日や風の強い日、
雨の翌日は大量の花粉が飛ぶので、
特にしっかり対策を取らねばならない。
マスク不足解消が待たれる。