寺島尚正 今日の絵日記
2019年8月13日 お客様へ
こちらを記しているのは連休3日目の12日。
都心は昨日までの猛暑は免れた。
それでも、湿度が高いため、
少し歩いて立ち止まればハンドタオルが欠かせない。
サラリーマンのいない東京・浜松町を歩くと
あちらこちら飲食店の入り口には張り紙が目に入る。
店休業のお知らせだ。
多く休みをとる人はお盆と合わせて9連休だという。
加えてこの連休に浜松町界隈の生活人口が減っているのを
スーパーの値札シールでも感じた。
タワーマンション1階にある、夜11時閉店の中規模のスーパー。
いつもなら、夜7時頃から1時間刻みでカット生野菜や刺身、
肉などのパックに10%、20%、30%、半額と、
黄色地に赤い文字が鮮やかなシールが重ね貼りされていく。
そのシールを貼るタイミングが、今日に限って夕方5時頃からだった。
およそ2時間繰り上げ。
推察するに、割り引く時間を早めてお得感を出し、
購入意欲を刺激しているのだろう。
「普段このスーパーで買い物しているお客は、
今どこでのんびりしているのだろうか」
そう考えながら、グレーのカゴに30%引きのカット野菜と鳥挽肉を入れた。
レジで会計をしていると、40代後半位の男性買い物客が目に留まった。
明日からキャンプにでも行くらしく、カゴ2つに大量の肉と野菜、水、
ビールに加え虫よけスプレーを入れていた。
男性の顔は、楽しい計画で頭が一杯なのだろう、喜びで溶けかけている。
そんな行楽には気掛かりなのが台風10号の進路。
超大型の台風10号は、14日には西日本に接近し、
15日にかけて上陸するおそれもある。
太平洋側の広い範囲ですでに波が高まっていて
13日には大しけとなる見込みで、高波に警戒が必要だ。
西日本と東日本では湿った空気の影響で台風の接近前から
非常に激しい雨が降り、さらに台風本体が雨雲がかかって
大雨となるおそれがあり、気象庁は早めの備えを呼びかけている。
近し、15日にかけて上陸するおそれがある。
この時点で、ニュースでは水の犠牲者を連日伝えている。
事故無く休みを楽しんでほしい、切に願う。