２４５、１２３、５３、６３，６７，８５、１１・・
これらの数字が何を表しているか。
今回こちらを記しているのは、２１日午後４時である。
上記の数字は、参議院選挙、焦点となる議席数だ。
夫々の数字が意味を持っている。
与野党はこの数字の重みを考えながら攻防を繰り広げてきた。
新聞等からひも解いてみよう。
２４５・・今回の参院選で改選定数が３増え、選挙後参院定数は２４５になる。
１２３・・２４５議席の過半数は１２３。
参議院は６年の任期で半数ずつが３年ごとに改選される。
５３・・自民党・公明党、与党の非改選議席は計７０（自民５６、公明１４）
与党が過半数達成するには５３議席が必要。
自民党安倍総裁はこの５３を勝敗ラインに据えてきた。
６３・・今回の参院選改選定数は１２４。その過半数がこの数字。
自民党幹事長などはこの数字を勝敗ラインに位置付けている。
６３を超えれば、今回の選挙を制した意味を持ち、
争点の１つ、消費税増税与に一定の信認を得たと言いやすくなると同時に、
党内の政権批判の声が出にくくなるとされている。
６７・・自民党の公示前勢力は１２２（改選６６、非改選５６）
公明党の議席数を足さなくとも、参院定数２４２の過半数に達していた。
自民党の単独過半数は２０１６年７月以来続いている。
今回自民党が６７議席に届かなければ、参院単独過半数を割る。
これにより連立を組む公明党の存在感が増す。
政府・自民党が法案作成や国会運営で公明党により配慮が必要となり、
公明党は独自色を発揮しやすくなるとされる。
８５・・参院選後、憲法改正の国会発議に必要な「参院定数３分の２」は１６４。与党に加え、
改憲に前向きな日本維新の会、無所属議員などの人数は、衆参両院で３分の２を確保していた。
今回の結果でどうなるか。
与党と改憲勢力の非改選議席は無所属議員を含めて７９。３分の２を維持するには８５議席が必要とされる。
１１・・全国３２の１人区、前回２０１６年参院選１人区の結果は、 与党から見れば「１１敗」、
野党から見れば「１１勝」だった。
立憲民主、国民民主、共産、社民の４野党は、今回１人区の全３２選挙区で候補者を一本化し、共闘体制をとった。
野党にとってこの１１勝に届くかどうかは次の衆議院選挙で野党共闘の存続にも関わってくる。
より良い日本の為に、有権者の判断はいかに？

より良い明日へ

カノコユリ 、花言葉、慈悲深さ、そんな世に。