寺島尚正 今日の絵日記
2019年6月3日 殿様気分
先日、久しぶりに「回転寿司」に行った。
子供が小さかった頃は、3か月に1度は行っていただろうか。
初めの頃は、基本「寿司」しか回転していなかった。
それが「デザート」や「麺類」等も回るようになっていった。
近頃では、数人で行けばボックス席に座りタッチパネルで注文する。
「何が流れて来るか」という油断できない状態ではなく
安心して会話ができる。
さらにテーブル脇に到着すると「ピンポーン」チャイムが教えてくれる。
加えてその時点で料金計算がされている、正に明朗会計だ。
私が行った店は、金沢の魚介類を中心に食する店。
握り寿司以外「御造り」もメニューにある。
炭水化物を気にしている人にも嬉しい。
更にガス海老の唐揚げやフグの唐揚げも美味しい。
夜8時、店は満員だ。
「日本人は、やはり魚が好きなんだ・・」
ところで、昨日「水産白書」を目にする機会があった。
それによると
魚介類の1人当たりの購入量は切り身で売られるサケやブリなど
料理に手間がかからない魚の割合が増加していることが分かったという。
魚介類の1人当たりの消費量は、
2017年度は前年より0.4キロ少ない24.4キロ。
ピークの2001年度と比べるとおよそ40%も減少した。
1人当たりの生鮮の購入量でみると、
魚介類の品目によって差が出ていることが分かった。
サンマ、アジ、イカといった、身をさばく必要があり
料理に手間がかかる魚介類は割合が減っている。
一方、サケ、マグロ、ブリは割合が増加している。
これらは切り身で売られている。
料理に手間がかからない点が受け入れられているのだ。
背景には様々考えられる。
1人暮らしの高齢者が増えたことや、
家事に時間をかけられない共働き家庭が増えたことで
食事の準備に手間をかけない「簡便化志向」があるようだ。
確かに、自分もスーパーで刺身を買う際、
切り身どころか、サクより切ってある方を選ぶものなあ。
魚が捌けることに憧れを感じる。いつか・・。