寺島尚正 今日の絵日記
2018年12月31日 希望の道
2019年が幕を開けた。
今年は、平成が終わり、新しい元号がお目見えする。
人それぞれ、今年の希望がある。
その願いを叶えるために
「初詣は欠かせない!」
そんなあなたの為に、作法を改めてお伝えする。
あくまでも1つの指針として参考にしていただきたい。
先ずは、神社。
神社は神聖な領域。
神さまは「不浄」「邪」を嫌う。
神社参拝の際には、まず自身の心持ちを清らかにする。
次いで大切なのは、参拝のしきたりを守ること。
しきたりを守って参拝することで、
神さまとの距離はさらに近くなる、とある。
正しい神社の参拝の仕方について、
神社に着いたら、鳥居の前で一礼すること。
鳥居は、神域と人の暮らす俗界を区別するための標識。
神さまへの敬意と、
「これからご領域に足を踏み入れさせていただきます」との気持ちを込めて
一礼する。
帽子は必ず取ること。
厳寒のときは別だが、できたらコートなども脱ぐ。
また、参拝が終わって引き上げる際にも、鳥居を出たところで、
神さまへの感謝と「失礼いたしました」という意味を込めて、
社殿の方に向かって一礼する。
鳥居をくぐったら、手水舎(ちょうずや)がある。
神さまはなにより穢れを嫌うので、ここで手を洗い
口をすすぐことによって身を清める。
手は左手、右手の順に洗う。
手を洗ったら、右に柄杓を持ち、左手で水を受けて、
口に水を注ぎこんですすぐ。
柄杓に口をつけて水を含まない。
口をすすぎ終わったらもう一度、左手を洗い清め、
そのあと、柄杓の柄を水で清めて元の場所に戻す。
濡れた手はハンカチで拭う。
手を振って水気を払うのはよくない。
清めたら拝殿に向かう。
途中、鳥居があったら一礼する。
参道の真ん中を歩くのは厳禁。
真ん中は神さまが通るところ。
端を歩くのがしきたりなのだ。
神殿前に立ったら、お賽銭を賽銭箱に入れる。
賽銭は神さまへの貢ぎ物の意味がある。
金額の多少は関係ない。
そして鈴。
静かに一回鳴らす。
鈴は昔から、神さまの出現を報せる物として使われてきた。
拝殿で鈴を鳴らすことにより、人は神さまと直に向き合うことになる。
拝礼。
これは二礼二拍手一礼が正式なやり方。
礼とは頭を深々と下げること。
拍手とは手を打ち鳴らすこと。
頭を2度下げたあと、手を打ち鳴らし、
さらに頭を一度下げる。
願いごとは、二拍手のあとに合掌したまま
心の中で唱える。
願いごとがすんだら一礼。このとき
「祓いたまえ、清めたまえ、神ながら、守りたまえ、幸(さきわ)いたまえ」
という清めの詞を唱えた方が良いとされる。
以上が神社での作法
続いて、お寺の参拝の仕方。
山門は、悟りの領域である仏殿への入り口。
一礼してくぐるのが望ましい。
左右の山門に仁王像が安置されている場合は、両像に手を合わせる。
寺の参道は神社と違ってどこを通っても構わない。
山門を抜けると手水舎がある場合、清める。
基本的には神社の作法と同様。
手水舎は寺によってないこともある。
その場合は本堂前に進む。
常香炉がある場合、
常香炉は仏様にお香を供え、その煙を浴びることで心身を清める場。
体の悪い所に煙をつけると治るとも言われている。
煙と共に欲を捨て、清らかな気持ちで本堂に進む。
寺での賽銭はお布施であり、欲や執着を捨てるための「修行」の一つ。
賽銭は投げ入れるのではなく、手を賽銭箱に近づけそっと入れる。
「お布施を受け取って頂きありがとうございます。」
という気持ちで入れるといい。
鈴があれば3回鳴らし、両手を静かに合わせて祈願する。
ご利益祈願した後に、「南無阿弥陀仏」など本尊の名前の前に
「南無」をつけて唱える。
そして、手を合わせたまま深くお辞儀をする。
参拝して功徳を積ませてもらったことへの感謝の気持ちを込めて、
最後に一礼する。
正直に言おう。
小生のこれまでの作法、間違っていた。
いずれにしても、神や仏が気持ちよく
貴方の希望を受け止めてくれることを願っている。