寺島尚正 今日の絵日記
2018年10月15日 秋
10月も半ばとなった。
今年は9月に入り、台風21号、24号の猛威に日本中が怯えた。
そして漸く涼しくなった。
いよいよ紅葉のシーズン、と思いきや
海が近い紅葉の名所は、台風の置き土産に困っているという。
JR鎌倉駅から鶴岡八幡宮に向かう参道を彩るイチョウ。
陸側は紅葉前の青々とした葉が残るが、海側の葉は完全に枯れた。
原因は、海からの風が直接吹き込み、台風が巻き上げた塩の影響を受けた
可能性があるという。
鎌倉市内では他にも被害が確認されたが、見た目では分からない影響を受けている木もあるとみられ、
11月の紅葉シーズンが来るまで全容は把握できないのだそうだ。
12月上旬に見頃を迎えると予測された
千葉県大多喜町「養老渓谷の紅葉」も暗雲が漂う。
例年10月上旬のモミジは緑色だが、塩害で一部は茶色に。
紅葉しないことが懸念されるという。
関東で最も遅く紅葉が楽しめる養老渓谷のもみじ谷で、
葉が黒っぽくなる塩害の症状が発生。
一方で「川沿いの遊歩道など紅葉が楽しめる場所もしっかりある」とし、
観光協会は多くの観光客が訪れることを願っている。
その先の雪の便りはというと
9月20日、北海道最高峰の大雪山系旭岳(2291メートル)で
初冠雪を観測。平年より5日、昨年より10日早いという。
富士山は、9月26日に初冠雪を観測していた。
平年より4日早く、昨年より27日早い観測。
最近は10月に観測されることが多く、
9月の観測は6年ぶりだという。
我が家にも「初」が先日土曜日に。
ついこの前まで、床に真一文字で横になり、
暑さを表現していた我が家の猫が
夜、私の掛布団の上で寝た。
我が左足に、まさに猫背を押し付けてきた。
窮屈だけれど温かい
今年も秋が進んでいる。
色づく