今回は、前回に引き続き
文化放送を定年退職する心境を
お伝えしようと考えていた。
これを記している９月３０日
そんな感傷に浸っている場合ではなくなった。
大型で非常に強い台風２４号が
関東地方に影響を及ぼし始めている。
ＪＲ東日本は、首都圏の在来線のすべての路線について
午後８時以降、運転を取りやめることを決めた。
京葉線、伊東線は午後６時以降運転とりやめ。
東海道新幹線の「のぞみ」と「ひかり」については、
すでに運転を見合わせていたが、「こだま」についても
午後５時前に東京と三島にそれぞれ到着する列車を最後に、
上り下りともすべての列車の運転を取りやめることを決めた。
東京モノレールは、午後９時半で運転取りやめ。
何故鉄道は台風２１号以上に対策を強化しているのか・・。
台風24号の最大瞬間風速は西日本では
65メートルに達すると予想されている。
専門家によると、最大瞬間風速65メートルは
時速換算でおよそ230キロ。
屋外の行動は極めて危険で、木造住宅は倒壊し、
鉄骨の建物でも変形するおそれがある。
さらに、電柱やブロック塀が倒れたり、
走行中のトラックが横転したりすることがある。
今月４日に、「非常に強い」台風21号は、
各地を暴風域に巻き込み関西地方などで車が横転したり、
屋根が飛んだりする被害が相次いだ。
このとき、関西空港では58.1メートル、和歌山市では57.4メートル、
高知県室戸岬で55.3メートルの最大瞬間風速を観測。
今回の台風24号はところによって、これをさらに上回る風が予想されている。
鉄道も暴風で転覆の恐れがあるのだ。
気象庁は、３０日午後２時、
「紀伊半島から東日本の太平洋側を中心に、
記録的な暴風となるおそれがある」と指摘。
また、台風が接近する時間帯を中心に顕著な高潮が
発生するおそれがあるとした。
「特に台風の東側の強い風が吹き込むおそれのある
東京湾でも高潮に警戒が必要だ」と指摘した。
ほとんどの地域が暴風域に入ると考えられ
暴風やうねりを伴った高波、大雨による土砂災害、
高潮などに厳重な警戒が必要だ。
一般家庭の風対策は
最大瞬間風速が40メートル以上では屋外に出るのは極めて危険で、
木が倒れたり看板が落下したりするおそれがあるほか、
走行中のトラックが横転することがある。
最大瞬間風速が50メートル以上になると、ブロック塀が倒壊したり、
多くの樹木が倒れたり、老朽化した木造住宅が倒壊する恐れがある。
実験では、サンダルやぬれた雑誌が風で飛ばされると
窓ガラスを割ることもあった。
身近なものが風で飛ばされると凶器に変わるのだ。
今月上旬の台風21号では各地で猛烈な風が吹き、
強風で飛ばされたものに当たって死亡やけがをする被害が相次いだほか
住宅や建物の窓ガラスが割れる被害も相次いだ。
窓ガラスが割れないためには雨戸やシャッターを閉めておく他
雨戸などがない場合は破片が飛び散らないように粘着テープを貼ったり、
カーテンやブラインドを閉めたりすることが効果的。
また強風による被害では、車や建物のドアに指を挟まれて
けがをするケースも多いのだそうだ。
停電も心配だ。
備えとしては、ラジオ、懐中電灯、モバイルバッテリー
車のシガーソケットからも電気がとれるため、
車の燃料を満タンにしておくといい。
他、飲料水、カセットコンロ、乾電池があれば役に立つ。
また、懐中電灯にスーパーのレジ袋をかぶせると
ランタン代わりになる。
台風２４号は、東京で午前３時には風雨は治まるという。
被害が軽微なことを祈っている。

真っ暗

風の力

捻れてもうた