寺島尚正 今日の絵日記
2018年7月2日 文月を待たずにあけた青
6月29日、気象庁は関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。
平年の7月21日頃より22日早く、
昨年は7月6日に梅雨明けだったので
7日早い梅雨明けだ。
これまで関東甲信地方で最も早く梅雨が明けたのは
2001年の7月1日。
関東甲信地方が6月に梅雨明けするのは初めてのことである。
梅雨入りした6月6日からの梅雨の日数は23日と、
1978年に並んでこちらも1番の短さ。
梅雨明けの30日も、朝から夏空が広がり気温も上昇。
東京都心では、6日連続の真夏日だ。
6月として6日連続の真夏日は1979年以来39年ぶりだそう。
では、7月はどのようになるのだろう。
一か月予報によると太平洋高気圧の勢力が強く、
蒸し暑い空気に覆われやすい傾向。
7月早々夏本番の厳しい暑さが予想されている。
特に梅雨の時期にまとまった雨が続かなかった関東甲信地方では
この先も降水量が少ない傾向にあり、水不足が心配される。
一昨年2016年は関東の冬の雪不足や
5月からの雨が少なかったことが影響し、
取水制限が行われるなど深刻な水不足となった。
今年の利根川上流8ダムの貯水状況は
現在、貯水量は平年より少なく、8つのダム合計の平均は88%とある。
関東甲信地方3か月予報によると
7月の降水量は平年並みか少なく、8月と9月はほぼ平年並みの見込み。
梅雨の時期の降水量が少なめで心配だ。
関東はこれからも強い日差しが照りつける日が続きそう。
日傘や帽子などで強い日差しをさえぎり、
水分補給をこまめにすることを心がけたい。
また室内では冷房を効かせすぎてしまうこともある。
外との気温差が大きすぎると体調を崩しやすくなるという。
冷え過ぎないように適度な温度設定で使用するなど、
体調管理には注意したい。
それにしても、ふと見上げる夏空の青、ため息が出るほど好きな色だ。